月別アーカイブ: 2003年3月

「超」整理手帳

先日池袋サンシャインにあるプラネタリウムへ出かけた。ゆったりとした気持ちで、半円形のスクリーンに映し出される北斗七星やカラス座の春の星座を堪能した。先日読んだブラックホールなどの説明を期待したが、優雅な音楽とともに砂粒やガラス瓶などのとりとめもない物語が頭上を流れていった。

帰りにサンシャインで古本市がやっていたのでぶらっと眺めた。そこで少し古いが『「超」整理法』で有名な野口悠紀雄氏の「超」整理手帳2003年版を300円で買ってきた。
今までシステム手帳を使ってきたが、パソコンや携帯がメインになって使う頻度がおちていた。この「超」整理手帳はパソコンと組み合わせて、データ類はパソコンでプリントアウトしたものを挟み込み、そのファイル的、メモ的機能に特化した手帳である。うまく使いこなして時間を有効活用したいものである。

『6月19日の花嫁』

乃南アサ『6月19日の花嫁』(新潮文庫 1996)を読む。
記憶を失った女性が自分の過去を探しにいく過程で、自分の本当の姿に出会うという内容で、ある程度先が読める展開だが、素直なハッピーエンドで気持ち良く読むことが出来た。

『時間の本質をさぐる』

松田卓也+二間瀬敏史『時間の本質をさぐる:宇宙論的展開』(講談社現代新書 1990)を読む。
物理学的に時間というものはどのように定義できるのかということを初学者に分かりやすく説明した本である。相対性理論によると、時間は運動によって変わるので、過去に行くことは難しいが、未来へのタイムマシンは理論上作ることが出来るというのだ。またブラックホールに落ち込んでいくロケットから発する光はブラックホールの地平線上から遠くへ行くことが出来ず、遠くから見ると永遠に落ち込んでいく姿が見えるという話も興味深かった。

"イマジン"

先日ジョン・レノンの”イマジン”という曲を聞き返すという経験をした。
改めてネットで検索して歌詞を読み返すと様々な訳の仕方があることが分かった。そしてその訳出によって意味合いが大きく変わってしまう。キリスト教の否定やマザコン的発想、仏教的世界観への転換等々あるようだが、この歌は想像すること、そして行動することからしか理想郷社会は実現できないという現実思考型のススメである。共産主義という理想が現実崩れてしまった今だからこそ、理想社会を想像する余裕と、現実へのあくなき行動が求められる。

本日の朝日新聞の夕刊に、心は反戦だが、デモなどの行動には参加しにくいとの読者投稿の紹介の記事が出ていた。近所の人とも話しづらいし、かといって労組や「市民」団体主催のデモや反戦集会にただ参加しても自己満足に終わってしまうだけと言う読者の本音に考えさせられるところがあった。イラクとアメリカの戦争という遠い現実と、仕事や勉強、家事といった近い現実のギャップをいかに埋めることが出来るのか。学生の時は何も考えずに行動できたが、このささいなギャップを一つ一つ丁寧に想像という架け橋でつないでいくことが大事なのだろう。

想像してごらん、天国が無いことを そんなに難しいことじゃあない
地獄なんてない 僕らの上には空があるだけさ
想像してごらん人々がみんな 今日を生きていることを
想像してごらん国が無いことを そうすることは大変なことじゃあない
国のために殺すことも死ぬことも無いんだ 宗教だってないことを
想像してごらん 人々がみんな 平和に生きていることを
想像してごらん 個人財産がないことを
貪欲も飢餓も必要ないことが想像できるかい
人はみんなが兄弟なんだ
想像してごらん みんなが世界を分け合っていることを
僕が夢想家だって言うかもしれない
だけど僕は一人じゃあない いつか君も仲間に加わって
世界が一つになることを 望んでいるんだ

ドラゴンクエスト

先日エニックスのスーパーファミコン用ソフト「ドラゴンクエスト‡Y」を半年かけてクリアーした。生徒の遊びを理解するつもりで始めたゲームであったが、私自身がはまってしまい、途中仕事が忙しくて放り出していた時期も長かったが、やっとレベル43くらいで最後まで終わることが出来た。中学生から高校2年生にかけてファミコンのドラゴンクエスト1から4まで夢中でやっていたが、スーパーファミコンに変わってからはやっていなかった。今回はエミュでやったのだが、キーボード操作のため肩がこって仕方がなかった。