「飼料米への転作 国が助成見直し」

本日の東京新聞朝刊に、主食用米を作っている稲作農家が、牛や豚の餌となる飼料用米へ転作する動きに関する記事が掲載されていた。現在国内の畜産農家は米国やブラジル、アルゼンチンから輸入されたトウモロコシや大豆を飼料として用いている。しかし、今年に入ってからウクライナ戦争による燃料費の高騰や円安による輸入価格の上昇で、畜産農家は悲鳴をあげている。

また、下に昨年度の農林水産省の食料・農業・農村政策審議会・畜産部会の飼料、おっと失礼、資料をあげておいた。カロリーベースでの食料自給率が低い要因として、家畜用飼料の輸入が指摘されている。農林水産省自体が「国産飼料の増産により飼料自給率を上げ、畜産物の国内生産を増加させ、食料自給率の向上を図る」と述べている。

本日の記事を読む限りでは、農林水産省の狙いがよく分からないが、濃厚飼料用の大半を占めるトウモロコシは100%輸入に頼っている現状を考えると、現在の稲作農家の理解と協力を得ながら、飼料用米の増産を目指すのは諸手を上げて賛成である。

しかし、明日の2年生授業がちょうど食料自給率の部分なのだが、この記事はちょっと使いにくいね。