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「アルメニアとアゼルバイジャン 国境越え衝突、死者も」

本日の授業の中で紹介した新聞記事です。
カフカス山脈周辺は旧ソ連で締め付けられていた分、1990年以降、民族主義や宗教帰属意識が噴出し、政治的に安定しない地域となっています。

今回紹介したアルメニアvsアゼルバイジャンも、ロシアやトルコといった大国の思惑だけでなく、原油や天然ガスのパイプラインも絡んでおり、2年前の紛争をプーチンの仲介も期待できない。
では、どうすれば良いのか。といった問題提起が、本日のプレゼンの説明の導入となっておりました。

『容疑者Xの献身』

第134回直木賞受賞をはじめ、数々の賞を受賞した、東野圭吾『容疑者Xの献身』(文春文庫 2008)を読む。
確かに前評判通り面白い作品であった。ミステリーの要素と文章中に表れていない登場人物の複雑な思いが上手く表現されていて、名作に値する作品であった。最後の最後のページで、加害者でもあり被害者でもある石神の咆哮が描かれるのだが、脳裏に残るシーンであった。
もう少し登場人物の心模様を描いてほしいという気持ちもあったのだが、夏目漱石の『こころ』に登場するKのように、心の動きを全く省いて、読者の想像に任せるスタイルもまた良いのかもしれない。

『予知夢』

東野圭吾『予知夢』(文春文庫 2003)を読む。
幽体離脱や霊、予知夢といったオカルト要素を科学や論理の力で解明するミステリー短編集である。

『自分さがしの旅』

斎藤一人『自分さがしの旅』(KKロングセラーズ 2012)をパラパラと読む。
人生を主体的に前向きに生きていこうという自己啓発本である。著者のことを全く知らないで読んだこともあり、途中で読むのをやめた。この手の本は著者の背景と合わせて読むべきである。

『探偵ガリレオ』

東野圭吾『探偵ガリレオ』(文春文庫 2002)を読む。
1998年に刊行された本の文庫化である。長らく本棚に眠っていた本である。女性ファンが多いのも頷ける作品である。