三浦一郎『珍税・奇税 世界の税金物語』(PHP研究所 1994)を読む。
西洋史学を専門とする著者が、国税庁の「税務大学校」の月報『税大通信』に連載したコラムが収録されている。
税金に纏わる西洋史のこぼれ話なのだが、ギリシャやローマが中心であまり面白くなかった。
エリザベス1世は一生結婚せずに終わったので「処女女王」とよばれた。アメリカにウォーター・ローリー卿が開いた植民地を、彼は女王の名誉のために「ヴァージニア」と名付けたのはこのためだった。これが現在のヴァージニア州の基となった。
三浦一郎『珍税・奇税 世界の税金物語』(PHP研究所 1994)を読む。
西洋史学を専門とする著者が、国税庁の「税務大学校」の月報『税大通信』に連載したコラムが収録されている。
税金に纏わる西洋史のこぼれ話なのだが、ギリシャやローマが中心であまり面白くなかった。
エリザベス1世は一生結婚せずに終わったので「処女女王」とよばれた。アメリカにウォーター・ローリー卿が開いた植民地を、彼は女王の名誉のために「ヴァージニア」と名付けたのはこのためだった。これが現在のヴァージニア州の基となった。
出川三千男『波乗り入門』(ちくまプリマー新書 2010)を読む。
高校を卒業してすぐに、当時ブームになりつつあったサーフィンの店を開業した著者が、サーフィンの簡単な紹介と波乗りという既存のスポーツとは全く異なる世界を語る。
最後に著者は次のように語る。
この本は、サーフィンを始める人へのガイドブックでもなければ、サーフィンのテクニックを教える解説書でもありません。文字通りの「入門書」で、この本を読み終わったところが出発点になるのだと思います。出発点は戻る場所でもあります。
平田オリザ編著『16歳 親と子のあいだには』(岩波ジュニア新書 2007)を読む。
実際に16歳で自転車による世界一周旅行を敢行した著者の本なので期待して手に取ってみたが、10数人の文化人の高校生の頃を振り返るエッセーの寄せ集めという安易な企画で、さらっと読み流した。
株式会社エディング企画・制作『絶景世界一周:まだ見たことない景色を探して。』(日販アイ・ピー・エス株式会社 2017)を読む。
世界の60あまりの絶景や世界遺産を、写真と簡単な解説で紹介する。おそらくは実際に取材したものではなく、単なる風景の紹介に終わっているので、面白みに欠ける内容となっている。
豆知識として、アマゾン川の熱帯雨林や大湿原などに含まれる水量は、世界の全河川の3分の2に相当するという。
連日マスコミを賑わせているアメリカ大統領選挙の様子です。
テレビでは両候補の人柄や郵便投票などの不備などがテーマとなっています。
授業でも少し紹介しましたが、下記の地図に小麦や大豆、とうもろこし、綿花の生産量が多い地域を重ね合わせると、びったりとトランプ大統領が獲得した票と一致します。また、ヒスパニック系が多いカリフォルニアなどの人口の多い地域では民主党が多数の票を獲得しています。
テレビのニュース番組でも報道されていましたが、五大湖周辺の「ラストベルト(さびた工業地帯)」地域の票が、前回の共和党から民主党に流れたのが勝敗を分けたようです。
チャップリンの映画で紹介しましたが、アメリカの産業革命は、五大湖周辺の豊富な水資源が得られる地域で発展しました。ミシガン州から東部沿岸にかけての地域となります。白人のブルーワーカーが多い地域で、労働組合の基盤が強く、民主党の地盤となっていました。しかし、前回の大統領選ではミシガン州やウィスコンシン州、ペンシルベニア州などで大統領が選挙人を獲得しました。今回はラストベルト地域を抱える州で軒並み民主党バイデン氏に流れが戻ったのが勝敗を分けたようです。
世界史で米国の西部開拓のところに入っていくので、この続きは触れたいと思います。