月別アーカイブ: 2017年5月

『7月のフランス 自転車とともに』

岡田由佳子『7月のフランス 自転車とともに』(エイ文庫 2009)を読む。
ツールドフランスの観戦記かと思いきや、単なる夏のフランス観光ガイドであった。
雰囲気のある街並みやおしゃれなカフェ、美味しそうなパンの紹介記事が延々と続く。
可愛いイラストもあり、旅行好きの女性向けにぴったりの内容であった。

『日本地図から歴史を読む方法』

武光誠『日本地図から歴史を読む方法:都市・街道・港…意外な日本史が見えてくる』(河出書房新社 1998)を読む。
明治学院大学で教鞭を執る著者が、日本各地の都市の成立について詳細に語る。「いいとも」休止後の「ブラタモリ」の元ネタのような内容で、実際に現地をブラブラしながら読むと面白さも倍増であろう。
まえがきの中で「自然地理学の成果を取り入れつつ歴史を見ていくと、多くの新たな発見を得る」とあるが、その点はあまり掘り下げられていなかった。

Kawasaki Z1


本日の午後、草加市の文化会館の駐車場でKawasakiのZ1が止まっていたので、勝手ながら写真に収めた。
ほぼノーマルのままであり、40年以上も前のバイクには思えないほど綺麗であった。
マフラーもいかにもノーマル感あふれる重厚なものであり、「男カワサキ」という宣伝フレーズが記憶の底から浮かび上がってきた。

3ヶ月半ぶりのMTBサイクリング

 

2月以来、久しぶりに大島新田調整池までMTBで走ってきた。
まだ、首の神経からくる左肘の痛みが若干出てくるが、8割方回復したのではないか。
早く全快して、森林の中を颯爽と走り抜けたい。

『日本の古代道路を探す』

中村太一『日本の古代道路を探す:律令国家のアウトバーン』(平凡社新書 2000)を一気に読む。
飛鳥時代から平安時代初期にかけて建造された、宮都周辺で幅24〜42メートル、地方で幅12メートル、直線で10キロメートル以上も続く古代道路に纏わる入門書である。主に大和内の道、東海道、東山道を中心に、その痕跡の発見のコツや、駅家の役割、遺跡の特徴などが分かりやすく語られる。
考古学とも歴史学とも異なる歴史地理学という分野の面白さを味わうことができた。