ツール・ド・フランスなどの一流のレースにも部品を供給しているシマノとカンパニョーロの総合カタログを読み比べてみた。
古本の自転車雑誌の付録なので、それぞれ1〜2年前のものであるが、カーボンホイールや電動ディレイラーなど、最新のものと大差ない内容である。
一応全ページに目を通して見て、改めてシマノのパーツのラインナップの幅広さに感心した。ロードレースからMTB、シクロクロス、ママチャリまで、あらゆるシーンに適したパーツが用意されている。特に、エントリーモデルのディレイラーとして使用される、ソラ、クラリス、アルタス、ターニーなどの細かい違いやラインナップの中での位置づけなどがよく分かった。MTB用のディレイラーであるアセラやアルタスなどが、ルック車やママチャリ用として供給されて、隙間のない商品構成となっている。カタログのスペックを見比べては悦に入るマニアな私の好奇心をも十分に満たすものであった。
今度からママチャリや折りたたみ式自転車でどのようにパーツが使われているのか着目してみたい。
月別アーカイブ: 2016年3月
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関宿城までサイクリング
『記憶の中の殺人』
内田康夫『記憶の中の殺人』(講談社 1995)を読む。
名探偵浅見光彦の少年の頃の記憶にまつわる殺人事件解決簿である。ソアラで各地を駆け巡るいつもの旅情ミステリーとは違い、兄の陽一郎氏や軽井沢のセンセが頻繁に登場し、浅見光彦の推理や勘を頼りに話が展開していく。地図を片手に御当地の光景を思い浮かべる楽しみがなく、特段の感想もなくさらっと最後のページまでたどり着いた。
『今中大介のロードバイクバイブル』
今中大介『今中大介のロードバイクバイブル:ひとりでも多くの人に自転車の魅力を知ってほしい』(ロコモーションパブリッシング 2005)を読む。
日本人で初めて近代ツール・ド・フランスを走った今中大介氏が、自転車に憧れ続けた子どもの頃からシマノの専属ライダーになり、ヨーロッパに移籍し、ツールを走るようになるまでの日々の心身の成長が記されている。後半はマニアックなパーツの話になるのだが、おそらく本人自身が書いているのであろう、読者に丁寧に説明しようという気持ちの部分が良く伝わってくる内容だった。
『そこが知りたい!脳と心の仕組み』
永田和哉監修・小野瀬健人著『そこが知りたい!脳と心の仕組み』(かんき出版 2000)をさらっと読む。
10年以上前の佛教大学の通信をやっていた頃に買ったものである。本棚を整理していたら奥から出てきたので手にとってみた。
見開き2ページ型の図解入りの本で、右のページに用語の解説、左のページに脳のイラストが掲載されており、脳の構造に始まり、記憶や言葉、夢のメカニズム、心との関わり合い、ストレスや統合失調症などの原因、最後にそれらの治療や改善方法の解説で締めくくられている。
しかし、単に難しい用語を平易な言葉で説明しただけで、特段興味が惹かれるような内容ではなかった。