月別アーカイブ: 2013年2月

『絶妙な手帳メモの技術』

福島哲史『絶妙な手帳メモの技術:システマティックに使いこなせてあなたの将来を変える「すごい手帳」』(明日香出版社 2005)を読む。
著者オリジナルの手帳を売り込むのではなく、既存の手帳を台紙やノート、週間スケジュールのみ用い、遠い将来の目標から、当日やらねばならないToDoリストまで、すべてポストイットで管理する敏腕ビジネスマンを対象とした活用術である。著者はさらに、個人のアイデアやスケジュール管理だけでなく、企画書や上司との連絡においても名刺大のポストイットを活用したほうがよいと述べる。
手帳メモの技術よりも、日々のノルマから、実現が難しい将来計画まで、公私問わず目標に向かっていく著者のバイタリティに感心してしまった。

家族とぶらぶら

折角の完全な休みだったので、昼過ぎから家族で車で出かけた。
宮代町にある「新しい村」に立ち寄った後、久喜駅前にあるUS.LANDという屋内遊戯場で2時間ほど過ごした。上と真ん中の子には思いっきり遊べる空間だったようだ。下の子は興味を持てなかったようで、手持ち無沙汰であった。

『KAGEROU』

第5回ポプラ社小説大賞受賞作、齋藤智裕『KAGEROU』(ポプラ社 2010)を読む。
最後はバタバタとした感じであったが、着想が面白く、ちょうど私とほぼ同じ年齢の40歳の自殺志願者の男が物語の主役として登場し、共感できるところも多々ある作品であった。
Wikipideaで調べてみると、作者の齋藤氏は高校時代にサッカー選手として全国大会にレギュラーとして出場し、慶応大学卒業後はモデルや俳優として活躍、そして歌手の絢香と結婚後、作家としてデビューを果たすという眉目秀麗、文武両道な人物である。
作家としての今後の活躍に期待したい。

『さまよう刃』

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地上波で放映された、東野圭吾原作、益子昌一監督、寺尾聰主演『さまよう刃』(東映 2009)を観た。展開は興味深いのだが、人物の悩みや悲しみがいまいち表現されておらず、良くも悪くも、原作で読みたかった、読んでみたいと思わせる作品であった。

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