J.C.マクローリン作/画、八杉龍一『動物進化の物語』(岩波書店 1984)をパラパラと眺める。
原生動物から魚類、両生類、爬虫類、恐竜、哺乳類といった生物の進化をイラスト入りで紹介している。「サメとその仲間は、保守主義者だったといえる」とか、「食欲がさかんになるとは要求されるエネルギーがそれだけ多くなったということである」など、文章はいかにも翻訳調で読むのは辛かった。一方、絵の方はCGを一切使用していないペン画で迫力があった。
「読書」カテゴリーアーカイブ
『地学 野外調査の方法』
大森昌衛責任編集『地学 野外調査の方法』(築地書館 1967)を少しだけ読む。
かなりの時代物で、野外調査には脚絆の着用や地下たびの上からの草鞋の重ね履きなど、今となっては想像もしにくい内容のアドバイスがあった。
『カラーでよみがえる日本軍の戦い』
日本戦史研究会『カラーでよみがえる日本軍の戦い』(宝島新書 2008)をパラパラと読む。
神社のパンフレットや社史を制作している杜出版が中心となって作られた本である。そのため、あからさまな史実の間違いはないが、日本の軍用機の性能の高さや日本兵の勇敢で慈悲深い行動、アジア解放の理念などを讃える説明となっている。ただ、昔の白黒写真にCGで彩色されるだけでも、当時のリアルな戦争の匂いが漂ってくるようであった。
『人格障害かもしれない』
磯部潮『人格障害かもしれない:どうして普通にできないんだろう』(光文社新書 2003)をパラパラと読む。
著者は精神科医で、自身が診察してきた「人格障害」の患者の症例を紹介している。また、新潟少女監禁事件や池田小学校児童殺傷事件、神戸連続児童殺人事件の加害者の人格障害の分析や、尾崎豊、太宰治m、三島由紀夫も分析の対象としている。つまらない本であった。
『世界一やさし〜い 経済のイロハがわかる本』
石井勝利『世界一やさし〜い 経済のイロハがわかる本』(ビジネス教育出版社 2009)を読む。
一項目1ページの構成で、消費税や失業率、雇用統計などの用語について簡単な説明がなされている。ちょうどリーマンショックの頃に出版されたので、円高不況、株価下落、求人激減など、今とは真逆のことで苦しんでいるのが興味深かった。
