本日の東京新聞朝刊に、リビアの混乱が報じられていた。
リビアは今回の地理Aの中間考査の範囲でもあった。新期造山帯の「狭まる境界」付近に位置しているため原油が産出される。そして、資源国にありがちな社会主義による原由の国有化(私物化)を武器に、カダフィ大佐が独裁体制を敷いてきた国である。2011年にリビアの若者がTwitterでデモを呼びかけた「アラブの春」によって、カダフィ大佐が殺害され、リビアは民主化に移行したはずであった。しかし、記事を読むと、石油利権を巡って隣国が干渉するため、安定した政権いまだに発足していないようだ。
独裁政権崩壊後の民主化プロセスの成功例は、太平洋戦争後の日本以外あまり聞かない。それはなぜか、と書いていくときりがないのでこのへんで。