高千穂大学のパンフレットを読む。
1914年に川田鉄也が創設した高千穂高等商業学校が起源で、1955年に「常に半歩先立つ進歩性」という学風の指針を掲げて新制大学に移行し、高千穂商科大学として開学し、商学部が置かれた。2001年に現校名に改称し、経営学部が設置され、2007年に人間科学部が新たに設置されている。
伝統ある学校で、戦前はエリート養成学校であったが、戦後の学校経営に混乱を来し、付属の小中高校が相次いで閉校に追い込まれている。井の頭線の西永福駅から徒歩7分という好立地にあるのだが、「いまいちぱっとしない学校」に落ち着いてしまっている。パンフレットを読む限り、スポーツに力を入れるわけでなく、教育課程に工夫があるわけでなく、少人数教育による面倒見の良さをアピールするだけである。
経営学部、商学部の二学部が設置されているため、商業高校出身者が多いのが特徴である。商業高校出身者のさらに学びたいという需要には応えている。
パンフレット研究:高千穂大学
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