「米デスバレー54.4℃」

本日は新聞休刊日のため朝刊が休みだったので、東京新聞夕刊記事より。
米国西部のカリフォルニア州のデスバレー国立公園で54.4℃の緩速史上3番目の暑さを記録したとのこと。しかし、なぜ北緯36度と日本とほぼ変わらないのに暑くなるのであろうか。ちなみに北緯36度はちょうど春日部市と隣接する杉戸町の境を通っている。

地図をじーっと眺めてほしい。まず目に付くのは、デスヴァレーの西側にあるシエラネバダ山脈である。標高4000mを超える大きな褶曲山脈である。北緯30度から65度にかけては西からの恒常風である偏西風が流れている。太平洋を越えた湿った風がシエラネバダ山脈を超えることで、フェーン現象が生じる。つまり、シエラネバダ山脈から乾いた高温の風が吹きおろすのである。

また、デスヴァレー付近は標高が低く、海抜-80m超の窪地となっており、平地以上に高温な空気が滞留することとなる。

さらに、デスヴァレー周辺は大陸性気候で、日較差や年較差が大きい地域である。1日の中でも、昼暑く夜寒い、また一年の中でも夏暑く冬寒い気候だということがわかっている。

途中だが、体調不良でここまで。続きは後日。