本日も駿台セミナーの受講で、御茶ノ水の駿台校舎を訪れた。浪人生時代を過ごした町であるが、明治大学記念館も名物の立て看もなくなり、寂しい風景に感じる。
お茶の水橋からの風景。付近の案内看板によると、この界隈を「駿河台」という所以は、「家康が駿河で没した後、家康付きを解かれ、駿河から帰ってきた旗本(駿河衆)たちが、江戸城に近く富士山が望めるこの地に多く屋敷を構え」「駿河衆が住んでいたことや駿河国の富士山が見えたことなどから、この地は『駿河台』と呼ばれるように」なったとのこと。
お茶の水橋を越えて、昌平坂学問所跡に立ち寄った。孔子像が迫力満点であった。
湯島聖堂の裏手にある神田明神に立ち寄る。何かアニメのコラボイベントがあるようで、家族連れやカップルだけでなく、コミケに居そうな若者の集団が目立った。敷地内に「国学発祥の地」という記念碑があった。荷田春満が江戸で最初に江戸に出て初めて国学を説いたのが神田神社神主の芝崎邸内であったことに由来するとのこと。やや牽強付会な感は否めない。
少し遠回りをしながら、湯島天満宮に辿り着く。5世紀半ばの創建で、学問の神様菅原道真を祀る伝統ある神社である。湯島聖堂の周囲は大学ばかりだったが、湯島天満宮の周囲にはカップルズホテルが立ち並んでいた。湯島天満宮と湯島聖堂、どちらも学問の神様を祀っているので混同しがちだが、実際に歩いて参拝すると、周囲の風景から違いが見えてくる。