『漢字の知恵』

遠藤哲夫『漢字の知恵』(講談社現代新書 1988)をパラパラと読み返す。
職場に置いてあったもので,漢字テストの際の小ネタとして活用しようと思っていた本である。
300字ほどの漢字について,甲骨文字や金文,小篆などに遡って成り立ちや本来の意味について解説を加えている。
当時の人のものの見方や中国人と日本人の感覚の違いなどに触れている。
「烏」や「羊」「色」などの字義など授業で活用させてもらったのが印象深い。