ビートたけし『間抜けの構造』(新潮新書 2012)を読む。
政治家や漫才、落語における「間」から、司会者やスポーツ、映画における「間」まで、様々な思惑や駆け引きが混在する「間」の重要性について語られる。お笑い芸人の失敗例や野球選手の成功例などの分かりやすいエピソードが紹介されているので気軽に読むことができた。茶室や能における「空気」や日本人のメンタリティーにも言及されている。一流のゴーストライターが関わっているのであろうか、べらんめえ口調だが、入試問題に出てきそうな文化論ともなっている。
『間抜けの構造』
コメントを残す