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「アイスランドで火山噴火」

本日の東京新聞朝刊に、アイスランドの火山噴火の模様が報じられていた。
アイスランドはマントルが地球内部から迫り出す大西洋中央海嶺が地表に顔を出した島である。ギャオと呼ばれる幅10メートルもある巨大な地割れが、島を縦断するように連なっており、火山とは切っても切れない関係の国である。

アイスランドは人口40万人弱の小さな国で、ちょうど草加市と八潮市を合わせたほどの人口規模である。漁業と観光を主な産業に位置付けており、今回の火山噴火が吉とでるか凶と出るかは微妙なところだ。

『たっちんの気象転結』

龍山康朗『たっちんの気象転結:これであなたもお天気雑学博士!』(梓書院 2005)を読む。
著者は気象予報士で、RKB毎日放送のアナウンサーとして活躍されている。本書では、2002年4月から2年間にかけて、毎週毎日新聞西武本社版に連載されたコラムが掲載されている。

「女心と秋の空」を偏西風から説明したり、「天高く馬肥ゆる秋」を空気の乾燥から解説するなど、気象に詳しくない新聞読者にも分かりやすく、気象の面白さを伝えている。

エルニーニョとはスペイン語で「神の子」という意味で、クリスマスの頃、南米ペルー沖の海水温が上がって魚が取れなくなるので、漁民にとっては神の恵みで休めるとしてこの名がつきました。

また、黄砂の増加は地球温暖化による黄土高原の砂漠の拡大が原因であるという話や、紫外線が強い時期は植物が紫色に染まるなど、興味深い話も多かった。

 

『どろろ』

手塚治虫『どろろ』(秋田書店 1990)全3巻を読む。
話の内容は覚えていないのだが、読んだ記憶はある本だった。記録を辿ってみると、5年前に読んだ本だった。ただし、内容は全く失念していたで、初見で楽しむことができた。ゲームセンターで子どもが楽しんでいる間に、駐車場で読了した。物語の舞台は日本の戦国時代の妖怪ものなのだが、生まれながらにして原罪を負っているというのはキリスト教的な発想だった。

『知りたい!気象予報士』

経林書房資格試験研究会編、田崎久夫著『知りたい!気象予報士』(経林書房 2004)を読む。気になったところを、少し抜書きしておきたい。

  • 0時〜3時 午前3時ごろまで
  • 3時〜6時 明け方
  • 6時〜9時 朝のうち
  • 9時〜12時 昼前
  • 12時〜15時 昼過ぎ
  • 15時〜18時 夕方
  • 18時〜21時 宵のうち
  • 21時〜24時 夜遅く

見えるものが1km未満は霧、1km以上見えるときは靄

直径5mm以上が雹(ひょう)、5mm未満が霰(あられ)

日最高気温が25℃以上で夏日、30℃以上で真夏日。日最低気温が25℃以上が熱帯夜。

平年とは過去30年間の平均。

「馬耳東風」の東風は、春先に吹く移動制高気圧による南〜東風のこと。つまり、「せっかくの春を告げるありがたい東風に気が付かない」という意味。菅原道真の「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」の東風も同様。

『心の中にもっている問題』

長田弘詩集『心の中にもっている問題:詩人の父から子どもたちへの45編の詩』(晶文社 1990)をパラパラと読む。
子ども向けの成長や教育をテーマとした詩やエッセーが収録されている。

「野球は動詞だ」と、「掴む」「滑る」「砂煙があがる」「倒す」「倒れる」など、全て動作動詞のみで表現した詩は、表現方法だけでなくレイアウトを含めて面白かった。しかし、それ以外は単なる寄せ集めに過ぎないと思った。