日別アーカイブ: 2018年10月9日

原発いらない ふくしまカレンダー・2019 価格:1000円(税込)

2011年3月11日以来私たちのこころが安まることはありません。原発事故は収束せず被害はさらに広がっています。遠隔操作カメラで明らかになった溶融核燃料、海・空・地へ流れ続ける放射性物質、高線量被曝のリスクをかかえる現場作業員の方々、小児甲状腺がんなど増える健康被害、核汚染物の貯蔵地、そして避難した子どもたちへのいじめ……これらの問題が暮らしに入り込みます。離れ離れになった家族・地域の哀しみに追い打ちをかけるように、国は2017年3月帰還困難区域を除く地区で避難指示を解除、各地の避難住宅支援を打ち切り、放射能の残る地への帰還政策を進めています。春の山火事での放射能拡散も懸念されました。 原発が爆発すればどのような惨劇に見舞われるのか、私たちが経験しているこの真実を政府は覆い隠し地震の頻発している日本列島の各地で次々に危険な原発の再稼働を強行してきました。
しかし、未来をあきらめるわけにはいきません。地震は止められなくても、人間は原発を止めることはできるはずです。「フクシマを繰り返さないで!」その思いで各原発現地や集会へ福島の声を届け、写真も残しました。脱原発社会を作るための様々な行動に、このカレンダー活動を役立てていきます。さらに広めていただければうれしいです。どうぞ、これからも福島に心を寄せ続けてくださいますように。

「原発いらない ふくしまカレンダー」制作チーム
〈連絡先〉090(9424)7478(黒田)/070(5559)2512(青山)
梨の木舎
info@nashinoki-sha.com
FAX:03(6256)9518

激動の一九六八年を検証する―無党派運動の誕生

以下、救援連絡センターのMLから

 べトナム、アルジェリア、パレスチナ等、第2次大戦後も先進諸国の介入で戦争は絶えなかった。また、スターリン批判を契機に、神格化された社会主義への不信も生じ、反戦運動の担い手となった若者たちのエネルギーが、世界の各地で高まっていた。反戦と権力的抑圧に対する抗議運動の新しい流れの頂点ともいえる九六八年、日本の若者はどうしていたのか、それがどう伝えられてきたのかを検証する。

一、小杉亮子「予示的な実践をめぐって─東大闘争から考える」
日本学術振興会特別研究員。2016年、東北大学大学院文学研究科博士課程後期修了。著書、『東大闘争の語り─社会運動の予示と戦略』。

二、太田昌国「60年代とは何か(仮)」
評論家。1943年釧路市生まれ。1968年、東京外国語大学ロシア語科卒。『世界革命運動情報』の編集、刊行に関わる。著書、『〈脱・国家〉情況論: 抵抗のメモランダム2012―2015』、『極私的60年代追憶─精神のリレーのために』他多数。

三、「パネルディスカッション・1968年を検証する」[質疑応答含]
太田昌国・小杉亮子・細谷修平(進行)
細谷修平 メディア・美術研究者。1983年東京都生まれ。和光大学大学院社会文化総合研究科修了。編著、『メディアと活性』。共著、『半島論』など。
資料冊子代 1000円

開催日時:11月10日(土) 13時半~17時半(13時受付開始)
場所:東京古書会館(千代田区神田小川町3―22)
主催:「激動の1968年を検証する」実行委員会

差別・排外主義を許すな!10・21新宿ACTIONへの参加を!

以下、救援連絡センターのMLより

 差別・排外主義に反対する連絡会は2010年来、毎年秋、新宿職安通りを中心にデモを行ってきました。コース沿いの商店などには事前にビラをもって挨拶に訪れ、当日は韓国語でもコールするなど、地域や沿道の人達へのアプローチは欠かせず続けてきた経緯があります。そしてデモは主に柏木公園を出発地と解散地として呼びかけてきました。ところがこの八月以降、新宿区は突然、柏木公園など新宿区内の三つの公園を集合場所として使わせない(使えるのは新宿中央公園のみ)と決定。商店街や住民の要望で「デモは迷惑」だというのが理由です。迷惑だから公園が使えず、デモが規制されるというのは独裁国家並みの暴挙です。私たちは今回の集合場所を「柏木公園前」として呼びかけ、例年通りの職安通りデモを敢行する予定です。
 小池都知事は昨年に引き続き今年も9月1日の関東大震災朝鮮人虐殺追悼式への追悼メッセージを取り止めました。極右レイシスト団体「そよ風」らが「朝鮮人虐殺はでたらめ」と碑の撤去を目標にした運動を強めています。レイシズムに同調する都知事を弾劾し、「そよ風」らの企みを打ち砕きましょう。同時に、公然と優生思想を煽る自民党衆院議員・杉田水脈の差別暴言も、沖縄と在日への差別・偏見・デマを煽る「ニュース女子」を放映し続けるDHCテレビなども、同根であり、こうした悪質なデマゴーグが権力中枢からメディアまで巣食う状況を看過するわけにはいきません。
 米国やヨーロッパでは、移民排斥運動やネオナチなどのレイシズムに抗する闘いが燃え広がっています。国内では川崎で今年も6月、8月とヘイトを許さない大衆行動が果敢に繰り広げられています。私たちも「生きる権利に国境はない」を合言葉に、国境を越えた反レイシズムの連帯行動を押し広げるために、10・21新宿デモを呼びかけます。
 50年前(1968年)の10・21は国際反戦デーとして新宿では数万の民衆が決起しました。
 今、新たな運動の一歩をともに創りだすために、10・21新宿ACTIONに多くのご参加を!

(差別・排外主義に反対する連絡会)
・集会賛同カンパ 1口 個人  500円   団体 1000円
・10月21日(日)
14時半 新宿アルタ前集合 15時~デモ出発