月別アーカイブ: 2013年5月

荻上チキ・Session-22~Midnight Session~

personality

本日(5月13日深夜)のTBSラジオ「荻上チキ・Session-22~Midnight Session~」にリサイクルショップ「素人の乱」を経営している松本哉さんがゲストで登場していた。
法政大学時代の鍋闘争やくさや闘争といった学生運動の経験を生かして、現在でもデモや商店街でのお祭りなどを通して、自由な空間、表現活動を求める彼のスタンスが良く伝わってくる内容であった。パーソナリティを務める荻上チキさんや南部広美さんたちの話の引き出し方も上手かった。

『ジョン・レノン,ニューヨーク』

地上波で放映された、『ジョン・レノン,ニューヨーク(LennonNYC)』(2010 米)を観た。
ビートルズ解散後、ジョン・レノンがニューヨークで過ごした9年間を追ったドキュメンタリーである。ビートルズ解散後、ジョンはヨーコ・オノと共にニューヨークに移住したのだが、反戦・平和運動への深い関わりから国外追放処分を受けたり、赤い全共闘のヘルメットをかぶって歌ったり、息子ショーンの育児に専念したり、ビートルズの印象とは大分異なる印象の活動を行っている。
「立派なジョン・レノン」物語に仕立て上げるようなことを避け、残存する映像や音楽、インタビュー映像で繋げただけで、1971年のニューヨーク移住から1980年の殺害までの生き様をありのままに見せている。脚色があまり入っていない分だけ、ジョン・レノンという男の天然の魅力が伝わってくる映画であった。

同窓会

今夕、十数年前に最初に担任して卒業させた生徒数人と酒席を囲んだ。
卒業生の思い出話を聞くと同時に、十年ちょっと前の高校生の危ういまでのパワーを感じた。
当時の自分自身の他者からみる姿も垣間みることができ、楽しい一時であった。

卒業生といっても既に30に手が届く歳である。FacebookなどのSNSを使いこなしながらも、面と向かったコミュニケーションもおろそかにしない世代から元気を貰もらったような気がした。

『マゼンタ100』

第1回女による女のためのR-18文学賞大賞受賞作、日向蓬『マゼンタ100』(角川文庫 2006)を読む。
女性向けの「官能小説」なのだが、ドギツイ濡れ場の描写は少なく、大人の恋愛小説となっている。表題作の他、連作4編が収められている。
恋愛=体の関係を意識する女性の心理が上手く描かれていた。しかし、中年オヤジの私が読んでも共感できる部分は少なかった。

『天使の分け前』

http://www.youtube.com/watch?v=UkoFG_XnPfY

世間はゴールデン・ウィーク真っ只中だが、午前中はいつも通りの仕事であった。
午後は少し時間ができたので、久しぶりに一人で銀座まで気ままにドライブをした。
30分700円というパーキングの看板が林立する銀座1丁目の、首都高のインター脇の駐車禁止の標識がない側道に車を停め、テアトル銀座に

テアトル銀座で、ケン・ローチ監督『天使の分け前』(2013 英)を観た。
ケン・ローチ監督の映画というと、学生時代にスペイン内戦を描いた『大地と自由』(1995 英)を観て以来10数年ぶりである。格差社会の告発や差別の糾弾といった社会派テーマの映画なのかなと勝手に想像していたのだが、

十年ほど前に公開された窪塚洋介主演の『GO』という映画に筋立てが良く似ていた。

社会奉仕を言い渡された犯罪者4人組が企てた窃盗