鷲田小彌太『大学教授になる方法 実践編』(青弓社)を読む。
まだ大学「冬の時代」を迎える直前に書かれた本なので,大学倒産の危機感は薄いが、重箱の隅をつつくような論文しか書けない、いや書いてもいない教授という地位を批判的に見たものだ。しかし、暴露本的な要素を宣伝文句にしただけで、中身はほとんどない。
『大学教授になる方法 実践編』
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鷲田小彌太『大学教授になる方法 実践編』(青弓社)を読む。
まだ大学「冬の時代」を迎える直前に書かれた本なので,大学倒産の危機感は薄いが、重箱の隅をつつくような論文しか書けない、いや書いてもいない教授という地位を批判的に見たものだ。しかし、暴露本的な要素を宣伝文句にしただけで、中身はほとんどない。
星新一訳『竹取物語』(角川文庫)を読む。
星新一氏の代名詞ともなったショートショート風な文体で竹取を訳すことで,かぐや姫の世界が持つ神秘さがより際立つ感じがした。
西村晃『日本が読める国道16号』(双葉社)を読む。
これまた少々古い本であるが,16号沿線は団塊と団塊ジュニアをピンポイントに狙って開発されているということを実証的に説明するものだ。私自身16号から入ってすぐのところに住んでおり,特に春日部ロビンソンの成功譚が興味深かった。
俵万智『俵万智のハイテク日記』(朝日新聞社)を読む。
古い本であるが,我々が日常生活で用いる言語には,時間と空間を容易に越えていく伝達能力が有るということを改めて認識した。