地上波で放映された、ウッディ・アレン脚本監督『ブロードウェイと銃弾(原題:Bullets Over Broadway)』(2004 米)を観た。
売れない作家がマフィアの資金と一癖ある役者たちで舞台を作っていくドタバタ劇である。コメディという括りだが、演出や役者の顔ぶれで台本の調整が求められる舞台作家の悩みがよく伝わってくる真面目な作品であった。
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『地球は女で回ってる』
『アンノウン』
『ゼロ・グラビティ』
昼にイオンシネマの3ヶ月間パスポートを買ったので、本日またいそいそと夜一人で映画館に出かけた。
アルフォンソ・キュアロン脚本・監督、サンドラ・ブロック主演『『ゼロ・グラビティ(原題: Gravity)』(2013 米)を観た。
『アバター』以来の3D映画鑑賞となった。奥行きのある映像で、宇宙空間の無重力状態がばっちりと表現されていたのは素晴らしい。物が浮くシーンや地球の映像などは文句のつけようがない。
しかし、話の展開はありがちなハリウッドテイストで、ロシアが勝手に人工衛星を爆発させ、その破片でシャトルが粉々になったり、時速数万キロの破片が飛び交う中で作業したり、炎に追いかけられたりのドタバタ劇である。話が急展開すればするほど、宇宙における闇や無音の恐怖、真空の危険さといった肝心なモチーフが薄くなってしまい、『アルマゲドン』などの「普通」のアクション映画に成り下がっていってしまった。もう少ししんみりと無重力自体の面白さや魅力を伝える映画であれば良かったと思う。
原題は「Gravity」(重力)というタイトルである。ラストシーンは重力の力で命を落としかけながらも、二本足で立ち上がる場面でエンディングを迎える。あの場面でのサンドラ・ブロックの姿は格好良かった。
『ウォーキングwithダイナソー』
子ども3人を連れて、春日部イオンで、ニール・ナイチンゲール、バリー・クック監督『ウォーキングwithダイナソー(原題: Walking with Dinosaurs)』(2013 英米豪)を観た。
『アース』で有名なイギリスBBCが制作した作品であり、一匹のパキリノサウルスが子どもから大人に至るまでのドラマを通じて、恐竜の実態や生活環境を忠実にCGで描き出されている。途中下の子が泣き出し慌てて抱きかかえて外に行ったので、最後の10分ほどは見逃してしまったが、子ども向けでありながら真面目な作りの映画であった。ちょうど昨日化石で見た恐竜も出てきて子どもたちも満足したようだ。恐竜漬けの2日間であった。