地上波で放映された、阪本順治監督、真田広之主演『亡国のイージス』(2005 松竹)を観た。
海上自衛隊のイージス艦が訓練中にテログループに乗っ取られ、東京23区を壊滅にするほどの生物兵器を搭載したミサイルの発射をめぐるアクションドラマである。
30分以上カットされていたので、話の脈絡がつながらない所があったが、概してつまらなかった。
この手の作品のように、原作が評判で、やたらスケールの大きい映画は失敗作が多いように感じる。『ホワイトアウト』(2000 松竹)や『MW-ムウ-』(2009 ギャガ)なども同様であった。
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『戦場にかける橋』
地上波で放映された、デヴィッド・リーン監督、『戦場にかける橋(The Bridge on The River Kwai)』(1957 米・英)を観た。
本編が161分の映画が90分程度にカットされていたので、粗筋だけを繋いだような感じだったが、ニコルソン大佐の最期まで興味深く鑑賞した。「さるゴリラチンパンジー♪」の歌詞で知られる「クワイ河マーチ」の音楽とともに印象に残る作品であった。捕虜施設における強制労働の現実や、軍人とのしての誇りなどが丁寧に描かれていた。また、形あるものを共同して作る労働の楽しさや、労働と生きる目的など、示唆深い台詞もあった。
話の内容を忘れた頃に、もう一度カットなしで全編鑑賞してみたい作品であった。
『ローン・サバイバー』
子どもをお風呂に入れてから、春日部イオンで、ピーター・バーグ監督・脚本『ローン・サバイバー(原題:Lone Survivor)』(2014 米)を観た。
3ヶ月前に購入したイオンシネマパスポートの有効期間の最後の日だったので、名残惜しくチケットを受け取った。10,000円もしたパスポートであったが、十分に元は取ったはずだ。これからは有料になるので、しばらく映画館通いを控えようと思う。
映画自体は、アメリカ海兵隊の特殊部隊ネイビーシールズ史上最悪の惨事と呼ばれたレッドウィング作戦の全貌を描いた戦場アクションである。実際に作戦に参加し唯一生還した兵士の回顧録を原作に、アフガニスタンでのタリバン勢力との極限状況下の戦場の真実がリアルに映し出されている。
この手のハリウッド戦争映画にありがちな、結局は米国の愛国主義に流れ込ませるような、友情や勇気が主題となっている。しかし、たった一人の敵を殺すために何百人の人間が犠牲となったり、逆に一人の仲間の兵士を救うために、これまた何十人の犠牲を払ったりする戦争のバカバカしさは十二分に伝わってきた。一体戦争にどんな意味があるのか。国家レベルではアラブの大義だの、民主主義だの喧しい。しかし、実際の戦闘場面では、一発の銃弾でいとも簡単に命を粗末にされていく不毛なものである。
『気球クラブ、その後』
『ドラえもん 新・のび太の大魔境 』
息子二人を連れて、春日部イオンで、藤子・F・不二雄原作、八鍬新之介監督『ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜』(2014 東宝)を観た。
小学校の時以来、30年ぶりに観た。当時は、アマゾンの奥地にある遺跡に近づく冒険ドラマとして鑑賞していた。しかし、やはり時代であろうか、今作では前人未到の大魔境にアプローチして行く冒険の不安や期待よりも、友情や仲間といった人間ドラマの方に重きがおかれていた。
今日が公開初日であったので、子どもたちがたくさん来ており、久しぶりに映画館で笑いの声を聞いた気がする。途中うとうとしてしまったが、真ん中の子は一睡もせずにしかめっ面で観ており、下の子はぐっすり夢の魔境を彷徨っていた。
物語の最後、どこでもドアでいつもの広場に帰ってきて、のび太くんの「僕たち、大人になっても、こんな冒険できるかな?」というつぶやきが印象的であった。