本日の夕方、池袋の駿台予備校で教員対象の教科指導研究会に参加してきた。古文担当の関谷浩先生の「係り承け」についての講義を受講した。
接続助詞「ば・ど・に・を・が」の前後の係り承けや引用文の処理、係り結び、確定条件、副助詞「だに」、推量の助動詞「む」など、明日の授業から早速使えるポイントばかりで大変参考になった。ただ話を聞いてメモを取っただけでは自分のものとならない。確とした自分の「技術」とするために、復習を大事にしたい。
本日の夕方、池袋の駿台予備校で教員対象の教科指導研究会に参加してきた。古文担当の関谷浩先生の「係り承け」についての講義を受講した。
接続助詞「ば・ど・に・を・が」の前後の係り承けや引用文の処理、係り結び、確定条件、副助詞「だに」、推量の助動詞「む」など、明日の授業から早速使えるポイントばかりで大変参考になった。ただ話を聞いてメモを取っただけでは自分のものとならない。確とした自分の「技術」とするために、復習を大事にしたい。
先週の土曜日に行われたセンター試験の国語の問題を解いてみた。
60分くらいの解答時間で自己採点170点行ったか行かないかであった。
昨年も同様であったが、4〜5年前に比べ大分オーソドックスな本文、問題に戻りつつあると感じた。
評論文も小説も、どこかの入試で使われているのではと心配になるほど読みやすく、出題も極めて定式通りであった。古文も前半は読みやすい説話形式で、主語の転換点の把握が容易で、すらすら解くことができた。後半の和歌は注が必要であろう。意図的に注を外したのか。漢文も高校の授業で用いられる問題集や参考書の範囲を逸脱しておらず、今後とも使い回しができそうな良問であった。
思考力・判断力・表現力の向上をめざして
新学習指導要領のねらい
・「思考力・判断力・表現力の育成」「言語活動の重視」は従来の教育の転換を迫る。
→「生きる力を育てる教育」
・社会の変化等々の社会的・歴史的・国際的な観点から変化を迫られている
→「知識基盤社会」>「工業社会」
工業社会…型が決まった問題
正解は一つか、決まった解決法
知識基盤社会…複雑で新しい問題
正解に複数の選択肢、解決法を探す力
これからの社会で学習する組織のディシプリン
自己マスタリー、共有ビジョン、チーム学習、メンタルモデルを統括するシステム思考が求められる。
生きる力とは
1、基礎的な知識・技能を習得し、それらを活用し、自ら考え、判断し、表現する力、様々な問題に積極的に対応し、解決する力
2、自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性
3、たくましく生きるための健康や体力
「生きる力」を「主要能力」と位置づける。
特定の問題状況に対応するため、知識や技能、態度を含む多様な資源を活用し、動員して、複雑な需要やニーズに応える力
2011/07/22
駿台予備学校「難関大学入試研究会」に参加してきました。
テキトーにお読み捨てください。
■少子化
2012年度:受験人口74.1万人、入学定員65.7万人
大学を選ばなければ入れるが、難関校の志願者は変わらないor増えている。
☆東大・一橋大
例年と傾向は変わらず。「理高文低」の流れ
☆主要国公立大学
東工大および医学部医学科が後期をほぼ廃止したため、横浜国立大学や千葉大、東京農工大、電通大あたりに受験生が流れている。
☆早慶の動向(方向性が異なる)
早稲田大学→センター利用入試の募集を増やし、国公立大型(5教科)の生徒への門戸を広げている。
慶応大学→センター利用入試の募集を減らし、記述型の入試に重点を置きつつある。
■2012年度センター試験の指導に向けて
変更点に注意
・出願時に地歴、公民、及び理科の「科目数」を申し出るが、以降の変更は一切不可
「理1ー歴公1、理1ー歴公2、理2ー歴公1、理2ー歴公2」の4パターン
・同一高校内でも、上記のパターンで試験会場が分かれる可能性がある。
・過剰受験科目(地歴公民を2科目受験した場合)について、大学によって第1解答科目を採用する場合と、高得点を採用する場合に分かれるので注意。
・志願票の記入がやや複雑
生徒の誤記入に注意、教員の誤指導に注意。出願「失格者」を出すことのないように。
■2012年度入試結果を見て、現高2生が高3となる2012年7月にセンター試験の実施方法や入試科目、配点などが変更になる可能性あり。
■センターの科目や内容がどんどん変更になるので、国公立大学やセンター利用入試では現役生が有利な状況が2〜3年は続く。
■国公立志望、私大志望問わず、センター5(6)教科7科目の勉強、そして指導が求められる。
一般社団法人彩の国子ども・若者支援ネットワーク主催の「子どもたちの実情と支援のあり方」と題した講義に参加した。
授業料が無料の義務教育や公立高校といえど、日本では教育費が高く、生活保護の最低生活費ではまかないきれない現実を知ることができた。小学生のいる貧困家庭では習い事にお金をかけることができず、小学生でも友達との生活の違いを意識してしまう。また、中学校では塾にお金が回せないため、中学校の授業での躓きが解消できず学力が低いままで留まってしまうケースがある。また、全日制高校では公立といえど、学年費や修学旅行積立金などで年間60万近くかかり、金銭面で定時制に志望を変更したり、中退するなどの問題が起こっている。そして十分な教育を受けられないままに不安定な就職を続け、結婚し子どもをもうけても、またその子どもも同じような道を辿るという貧困の連鎖が問題となっている。そうした貧困の流れを断ち切る一つの方法は、中学校で学力をつけさせ、高校での生活をサポートしていくことである。