地理」カテゴリーアーカイブ

「ウィシュマさん妹 監視映像 視聴」

昨日で長かった2学期が終わりました。
皆さんの9月からの4ヶ月間は如何だったでしょうか。
私は神経をすり減らす日々でしたが、皆さんの発表を楽しませていただきました。
皆さんの発表を深堀りしていくような授業を展開していきたいのですが、なかなか時間の余裕がありませんでした。2年生の3学期は時間の余裕があるので、皆さんとの「対話」を重視していきたいです。

授業アンケートの集計はまだ終わっていませんが、3学期に向けた改善をあらたにしたいと思います。まずは27日(月曜日)の進学講習です。国立理系向けの講習なので、人数は限られますが、担当自身が楽しくやりたいと思います。

本日の東京新聞夕刊から。
授業中に紹介した名古屋入管での「殺人事件」の記事です。
授業で日本の難民制度について触れました。記事本文には書かれていませんが、事件の背景にある日本政府の排外主義が問題となっています。私は、難民の積極的な受け入れや柔軟な移民手続きなど、世界第3位のGDPを誇る日本が大国の責任を果たすべきだと考えています。
こうした悲しい事件が起きないような制度設計が大切です。

「インフラ破壊 水不足に拍車」

本日の東京新聞朝刊に、2015年から内戦が続き、慢性的な水不足によりコレラが発生するなど、深刻な状況にあるイエメンの記事が掲載されていた。イエメンは隣国のスンニ派の盟主サウジアラビアが支援する暫定政府と、シーア派の盟主イランが支える反政府武装組織の衝突が繰り返され、敵対するサウジとイランの「代理戦争」の色合いが濃く、国連は「世界最大の人道危機」と停戦を呼びかけている。

記事にもある通り、一時的な給水で凌ぐのではなく、水道管の修復などのインフラを整備し、自立して水を供給できるシステムを作ることが、本当の復興である。降水量が豊富な日本では理解しにくいが、アフリカの乾燥地域では水汲みだけで一日の大半を費やしてしまい、学校にも通うことができな子どもがたくさん存在する。水道のインフラ整備は、その国の教育や貧困にも寄与する大きなプロジェクトとなる。そうした中で日本の取り組みが評価されていることは素直に嬉しい。

「日本・千島海溝地震の被害想定」

本日の東京新聞夕刊に、太平洋プレートと北米プレートの狭まる境界で発生する海溝型地震の被害想定に関する記事が載っていた。千島海溝や日本海溝付近では、動きが活発な太平洋プレートが東日本の北米プレートの下に潜り込む際に生じる歪みによって、津波を伴う大規模な地震が繰り返されてきた。

授業中にも触れたが、そんなプレートの境界に原発を次々と作るのは狂気の沙汰である。記事を読むと死者のほとんどは津波によるもので、放射線による被爆死は計算されていない。この地図を見るだけで、日本のエネルギー事情の危うさが理解できるであろう。

「ウイグル産品 禁輸法案可決」

本日の東京新聞朝刊から。
午後は近隣の中学校で、5分程度授業を行った。当日の朝刊記事を使って、地理教員が北京オリンピックの外交ボイコットの背景を説明するという、半分自分が楽しみながらの授業となった。

みなさんは中学校2年生、今日本地理を勉強していますよね。では社会の授業の復習をします。太平洋側と内陸側のどちらが降水量が多いでしょうか。静岡県の年間平均降水量は2400mm、埼玉は1300mmくらい、内陸の長野県松本市は1100mmくらいです。かなり差がありますね。
内陸の長野県や山梨県では、乾燥に強い葡萄が有名ですね。

高校の地理は世界を扱います。日本の面積の約25倍くらいある中国を見てましょう。中国の海側は米を作っています。では内陸では? 内陸のタリム盆地の年間平均降水量は30mmほどです。これしか降水量がないと、米は作れません。この砂漠を含む新疆ウイグル自治区は綿花を作っています。綿花は中国が世界の生産量第1位で、その90%くらいが内陸で生産されています。綿花から作られるのは衣料品ですよね。

では、記事を見てください。新疆ウイグル自治区ではイスラム教が信仰され、中国政府から宗教を止めろという弾圧を受けています。また衣服の工場では強制労働が指摘されています。そこで、米国のバイデン大統領を中心とする勢力は中国の新疆ウイグル自治区で生産される衣料品を輸入ないような圧力をかけています。

「国は追われてもペンは離さず」

本日の東京新聞夕刊記事より。
本日の授業でロシアの資源外交と併せてパイプラインが設置されている国や地域の政治・経済が歪められるという話をした。ロシア国内のチェチェン共和国の

暗殺・不審死が後を絶たない。