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「ウイグル弾圧で対中制裁を要求」

本日の東京新聞夕刊に,米下院の民主,共和両党の超党派議員が「中国政府による新疆ウイグル自治区での過酷な人権侵害に対して米政府は何もしていない」と批判し,人権侵害に責任のある中国政府に制裁を科すなど対中圧力を強化するよう求める書簡をポンぺオ国務長官に送ったとの記事が掲載されていた。
書簡の中でウイグル族を「再教育」するための収容キャンプに大勢の住民が送り込まれていると指摘し,「事態は緊急を要する」として,行動を急ぐようトランプ政権に要求している。

また,中国での信仰の自由を求めるイスラム教やチベット仏教などの団体は,米首都ワシントンの議会庁舎で記者会見を開き,宗派を超えて中国政府の弾圧に抵抗し,米政府に行動を求める「中国宗教自由促進連盟」を立ち上げたと発表している。

こうした,中国政府による人権侵害,宗教弾圧に対しては,経済封鎖や司法裁判などで周辺国が一致協力した体制を作ることができなければ功を奏しない。米中2大国体制の昨今,米政府に頼るというのも理解できるが,アジアの中で声を挙げて批判していく国が必要である。経済を慮るばかりに,政治が停滞してはいけない。中国政府の目も余る横暴ぶりに括目していく必要がある。

本日の東京新聞夕刊から

講談師神田欄さんのコラム「紙つぶて」に,五千円札でおなじみの樋口一葉に関する話があった。神田さんは「今猶読み継がれる作品」と樋口一葉を持ち上げているが,「にごりえ」「たけくらべ」を読み通した読者はどれほどいるのだろうか。最初のページで挫折した自分が言うのも何だが。

宇都宮市にある文星芸術大学の新学長に漫画家のちばてつや氏が就任するとのこと。1999年の開学以来20年間学長を務めた上野氏(70歳)が勇退し,「あしたのジョー」や「あした天気になあれ」などの作品で知られ,2002年に紫綬褒章を受賞した千葉氏が,任期4年間を務める。なんと千葉氏は御年80歳である。千葉氏の意欲には頭が下がるが,長寿社会ここに極まれり。

ロシアのセルゲイ・イワノフ大統領特別代表団が北方領土の色丹島を訪れ,サハリンと択捉,国後,色丹各島を結ぶ光ファイバーの開通式典に出席したとのこと。日本政府は同日,「日本の法的立場と相いれず,受け入れられない」としてロシア外務省に抗議している。記事では,日露が平和条約交渉を進める中,色丹島訪問で日本を牽制する狙いがあるとしている。
歴史的に見ても,北方四島は日本にゆかりの深い土地である。正確に言うと,江戸幕府や明治政府のものではなく,アイヌ人のものである。日本人のものでもロシア人のものでもない。ロシア政府の外交稼ぎに利用されるのはおかしいが,アイヌの生活を無視して日本政府が我が物顔に主張するのもいただけない。

同じように,沖縄・辺野古基地建設が止まらない。県民投票で明確に民意が示されたにも関わらず,日本政府は聞く耳を持とうとしない。日本は独立国家である。一体いつまで米国の占領下に置かれなければならないのか。右翼だろうが,左翼だろうが,その両方だろうが,主権国家たる日本の領土から米軍基地を追い払う国民運動を展開していかなれければならない。米軍基地の撤去を求めながら,北方領土への圧力を日露ともに排する

頭が痛いのでここまで。菅官房長官の東京新聞排撃も話題にしたかったが。

「小泉元首相 一問一答」

本日の東京新聞朝刊に,小泉元首相の脱原発に関する一問一答の記事が掲載されていた。
目新しい話はないのだが,大事なことは繰り返し繰り返し話すことが大切である。

「批判タテカンの学生に『圧力』」

本日の東京新聞朝刊コラムに東洋大学白山キャンパスでのタテカン撤去にまつわる特集記事が掲載されていた。おとなしく周囲の雰囲気に過剰に配慮する学生が多い中で、自分が感じた疑問を自然な形で呈示するという行為は尊重されなければならない。

記事の最後の「デスクメモ」で紹介されていたジャーナリスト・むのたけじさんのコメントが印象に残る。「先の戦争の時、俺はええふりこき(いい格好)した。バカになれなかった」と。この「バカになる」ということの大事さを伝える教育を目指していきたいと思う。

「脱『蒋介石』 割れる台湾」

本日の東京新聞夕刊に「脱『蒋介石』割れる台湾』と題した国際記事が掲載されていた。
台湾の民主化が始まって、30年余りが経つが、国民党独裁政権を率いた蒋介石の銅像が今も台湾全土に千体以上残っている。「大量の市民を虐殺した事件の元凶とされる蒋像を顕彰するのはおかしい」などの市民から不満の声が上がっているという。

民進党の蔡英文政権は、蒋介石像の撤去をはじめ、過去の権威主義統治の不正義を追及する条例を制定したが、蒋介石を巡る世論は割れている。政権側は自らの民主化を正当化するため、蒋介石の肖像が描かれている貨幣の改定や軍事施設からの蒋介石像の撤去、観光スポットの中世紀念堂から蒋介石像を守る衛兵の撤退を計画している。一方、「蒋介石は国民革命軍の父であり、その功績を消すことはできない」と国防部は像撤去に否定の意を表明している。また、野党の国民党幹部は「官が追い詰めるから民は反発する」とのコメントを発表している。

30年前のソ連・東欧の民主化の流れで、レーニン像が憎悪の対象とされ、各地で撤去された事態を思い出した。レーニン像は厳めしい顔つきで、上空に手を伸ばす姿であり、いかにも革命を象徴していた。しかし、蒋介石像は杖をついてにこやかな笑顔を浮かべており、レーニン像とは様相を異にする。この笑顔で人のよさそうなおじさんの姿が、問題をより複雑にしているのかもしれない。