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「忙しさとの競争」

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ここ何日かに分けて車中で、ポッドキャストで配信しているTBSラジオ「文化系トークラジオ Life」の6月のテーマ「忙しさとの競争」を3時間分すべて聴いた。
近年、これまでの「働くこと」の忙しさとは別に、ビデオやSNSなどを「消費する」忙しさや、「乗換案内」などのアプリの普及に伴う隙間のない忙しさ、また、「投資した分だけ見返りがあるはずだ」という信仰のもとに繰り広げられる際限のない「育児」に伴う忙しさなどについて、若い社会学者たちが喧々囂々意見を交わしていた。

「スマホ中毒」という言葉が聞かれるほど、ここ2・3年、知人と「繋がる」ために若者の本来有り余っている時間がどんどん削られている。また、待ち合わせに早く来すぎたので喫茶店でコーヒーを一杯という「ゆとり」も、思い返せば「乗換案内」や「グーグルマップ」などの正確な「時間管理ソフト」によってなくなってきている。
番組を聞きながら、我が身の時間の使い方を反芻してみた。新聞をとっているにも関わらず、ネットのポータルサイトのニュースを延々と眺めていたり、ゲームこそしないが、スマホの料金設定や本体設定にずっとこだわってみたり、意味のない忙しさに振り回されている自分の生活が思い返される。

仕事や他人・社会・文化に関わる時間は削りたくないが、画面に向かったり、ネットのナビ機能であたふたしたりする時間は、くれぐれも「自制」していきたい。

荻上チキ・Session-22~Midnight Session~

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本日(5月13日深夜)のTBSラジオ「荻上チキ・Session-22~Midnight Session~」にリサイクルショップ「素人の乱」を経営している松本哉さんがゲストで登場していた。
法政大学時代の鍋闘争やくさや闘争といった学生運動の経験を生かして、現在でもデモや商店街でのお祭りなどを通して、自由な空間、表現活動を求める彼のスタンスが良く伝わってくる内容であった。パーソナリティを務める荻上チキさんや南部広美さんたちの話の引き出し方も上手かった。

「論壇のいま、Lifeのこれから」

TBSラジオで月1回放送されている、文化系トークラジオLifeの3月のテーマ「論壇のいま、Lifeのこれから」をPodcastで聴いた。
番組自体の存続に始まり、論壇となる場の意義や、歴史的な変遷、論客のありようにまで話が広がっていった。また、「そもそも」深夜に集まって社会について語ること自体に意味があるのかどうかという議題も出された。「そもそも」という形で根本から意味を探ろうとする哲学的な展開を含め、いかにも「Lifeっぽい」内容であった。

同世代の人たちがこのような形で「部室トーク」を繰り広げるというのは面白い。是非4月より隔月放送になるが、新しい形で継続していってほしい。

最近ラジオに

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ここ最近、またケータイからスマホに戻し、TBSラジオのPodcastで配信される「文化系トークラジオ Life」という番組にはまっている。30代の社会学者や評論家などが集まって、若者論から科学技術まで様々なテーマで夜通し語る番組である。話は途中様々脱線していくのだが、司会の鈴木謙介氏が見事なまでに、拡散していく話のエッセンスをまとめ、次の議題へと繋げていく。また、学生時代に言葉を交わしたことのある知人も番組に出演しており、学生時代のサークルボックスで交わした議論の延長のような「まったりとした熱気」を感じている。
それにしても、お風呂でも布団の中でも数年前の番組を聞けるなんて、便利な時代が来たものだ。

39歳冬のドライブ

妻が子どもを連れて実家に帰っているので、一人でブラブラとドライブに出かけた。家の近くのガソリンスタンドが国道16号沿いにあるので、給油後そのまま野田方面に国道16号を進んで行った。走りながら、そういえば昨年は東日本大震災の爪痕を実際に見ようと東北に出かけた。今年は千葉で津波の被害に遭った旭市を訪れようと思いアクセルを踏み続けた。
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国道16号を真っ直ぐ行き、296号を左折し印旛沼に到達。

その後、成田空港の団結小屋を見てみようと思い、酒々井を抜け成田空港に到着。しかし、時間がなく、空港の西側と南側しか通らなかった。後から調べたところ、三里塚の側には反対側の建物や土地はなく、東峰神社や横堀団結小屋のある芝山町は空港の東側であった。
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成田空港南西側の高台「三里塚さくらの丘」より

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成田空港北側にある「さくらの山」より

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途中コンビニで立ち読みしたりしながら、日暮れに何とか旭市に到着。写真は被害のひどかった飯岡港の様子。暗かったせいもあり、被害の様子は分からなかった。
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飯岡灯台から眺める夜景

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飯岡灯台と案内図
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こう間近に灯台を眺めるというのも久しぶりである。
学生時代に北海道のツーリングで岬の灯台を訪れて以来だろうか。
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旭市から銚子を経由して神栖、鹿島までやってきた。鹿島工業地帯の夜景に見とれながらずっと運転を続けたので、尿意を我慢できなくなってしまった。道沿いのパチンコ店のトイレを拝借した。トイレから出て出口へ向かう途中で、1円パチンコの宣伝に騙され、3年ぶりくらいにパチンコで遊ぶ。何と銀河鉄道999のパチンコで大当たり。10何連チャンと大当たりが続いた。生まれて初めての経験である。しかし、そこは1円パチンコ。ローリスクローリターンである。3000円近くもつぎ込んだのに、6000円しか返ってこなかった。パチンコ業界にもデフレの波が押し寄せていた。

結局、震災の現場を見るという目的は半分ほどしか達成されず、結局、ささきいさおとゴダイゴの曲を画面に向かいながら熱唱しただけであった。また、ドライブの車中でずっと、iTunesのPodcastで配信されていた「文化系トークラジオLife」の11月放送分「”わくわくできる未来”を求めて」という番組(全部4時間くらい)を聴いていた。初めて外伝含め全編通して聞いたのだが、同世代の評論家がエヴァンゲリオンから医療テクノロジーまで縦横無尽に語っており、大変興味深く拝聴した。