明治・大正時代の実業家大倉喜八郎が創設した大倉商業学校が母体となっている歴史ある大学である。ちなみにホテルオークラも大倉喜八郎の長男が作ったものであり、大手ゼネコンの一角を担う大成建設も大倉喜八郎が創業したものである。
大学の方は伝統があり、学生も全学で5000人を超える規模があり、出身私立大学別役員・管理職数(全上場企業)でも駒沢や明学を抜いて全国27位であるにも関わらず、相変わらず地味な印象は拭えない。やはり国分寺という東京郊外に位置することと、「東京経済」という没個性的な大学名が元凶であろう。
短大が廃止され、経済学部と経営学部、コミュニケーション学部、現代法学部の4学部からなる。大学のパンフレットとしてはオーソドックスなものである。公認会計士養成の専門学校であるTACや大原学園、また語学学校のベルリッツといった学校と提携し、様々な資格取得を応援している。
薬害エイズの原告となり現在は参議院議員となっている川田龍平さんの母校でもある。また政治評論家の粉川哲夫氏や韓国の人権活動家徐京植氏、また中米の反政府運動の研究の第一人者である山崎カヲル氏らが教授を勤めている。教授や学生の実力からしたらもう少し人気が出ても良い大学である。