本日の東京新聞朝刊に、中国で大豆の消費量が増加し、その増加分をロシアから輸入しているとの記事が出ていた。はて、ロシアは輸出に回すほど大豆を生産していたのかと、疑問に思いながら記事を読み進めていった。記事の最後の方に、ロシアの大豆生産量は中国の膨大な需要を満たすには少ないとの一文があり納得した。以下は、2019年の大豆の生産量ランキングである。
ブラジル、アメリカ、アルゼンチンの3カ国だけで世界の8割を占める。4大穀物の一つに数えられる大豆であるが、その多くは搾油されて食用油となるか、家畜の飼料となっている。日本は例外的に、味噌や醤油、納豆など大豆料理と縁が深い。
中国の大豆の消費量の増加のほとんどが、家畜の飼料である。米中対立に加え、ブラジルと中国の関係も悪化しているとのこと。記事にはないが、南米の大国ブラジルと、隣国のアルゼンチンやパラグアイとの関係はあまり良くないので、中国がロシアの次に狙うのはアルゼンチンやパラグアイかもしれない。