パンフレット研究:創価大学

創価大学のパンフレットを読む。
1971年に創価学会の池田大作氏の「人間教育の最高学府たれ」「新しき文化建設の揺籃たれ」「人類の平和を守るフォートレス(要塞)たれ」の建学の精神を実現する大学として開学した新しい大学である。創価学会の初代牧口会長が教育に力を入れていたこともあり、創価学会の組織の一つという位置づけが強いと思われる。パンフレットには「学生のための大学」と謳われているが、やはり「池田の名誉、箔付けのための大学」という側面は否定できないであろう。

現在では経済、経営、法、文、教育、工学部の6学部が置かれている。パンフレットの所々に創立者を崇めるような言葉が羅列されているが、それ以外はいたって真面目な内容となっている。いたずらに就職や資格を売りにするのではなく、学部学科の説明にきちんと紙幅が費やされている。八王子駅からバスで20分の不便な場所にあるが、4年制大学で5倍、短大でも3倍の入試倍率が出ている。

大正大学や立正大学と同列には論じられないが、こじんまりとして面倒見が良さそうなので、信条を問わない法曹界や教員への就職を考えている一般学生にとっては一つの選択肢となるのではないだろうか。

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