地上波で放映された、リドリー・スコット監督、ジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー主演『ブラックホーク・ダウン(Black Hawk Down)』(2001 米)を観た。
1993年、ソマリアの内戦に介入した米軍を中心とする多国籍軍とアイディード将軍率いるゲリラとの苛烈な市街戦が展開された「モガディシュの戦闘」を忠実に描いている。1000名を越えるソマリア人と19名のアメリカ兵が命を落とし、2機のヘリ(ブラックホーク)が撃墜され、後にアメリカがソマリアから撤退するきっかけとなった戦闘である。
実際の上映よりも1時間近くカットされていたのであれこれ論評するのは難しいが、映画の解釈は一様ではなく、ドキュメンタリー作品と観るか、戦争の無意味さを描いた社会派作品と観るか、ハリウッド目線の米軍礼賛映画と観るか、人によって大きく評価の分かれる作品であろう。
ただし、その後のソマリアの政情を鑑みるに、得をしたのは武器商売の会社だけだという悲しい歴史の考察の一助にはなるであろう。
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『いのちの戦場』
地上波で放映された、フローラン・シリ監督『いのちの戦場 -アルジェリア1959-(L’ENNEMI INTIME)』(2007 仏)を観た。
高校・浪人時代に世界史を勉強した記憶を引き出すに、1955年のアジア・アフリカ会議以降、比較的平和裡にアフリカ諸国が独立していったという印象が強い。しかし、チュニジアやモロッコが穏健に宗主国のフランスからの独立を果たしたのに対し、アルジェリアは130年続いた植民地支配の結果、複雑に利害関係が絡まっており、独立戦争は7年も続き、100万人の犠牲を出しての独立であった。アルジェリア側にもフランス軍に従事するものもおり、ドゴール・フランス政権はアルジェリア人同士の反発を上手く利用するが、結局は破綻を来たし、アルジェリア独立が果たされる。
疲れが出てしまい、文章が変