本日は河合塾主催の、教員を対象とした来年度の入試動向説明会に参加した。
30数万人が受験したマーク模試の結果の分析から、的確に来年度の動向を予測していた。担当方は、昨年との比較や日程・入試制度の変更、社会の流れなどの情報を加味して、受験生の出願の動きを早口でまくし立てていた。断定調で語られる説明を聞いていると、何やら株屋や競馬の予想に聞き耳を立てているような気分になってきた。
「学習・学び」カテゴリーアーカイブ
初代のEU大統領
19日夜(日本時間20日未明)に、初代のEU大統領(欧州理事会常任議長)にベルギーのヘルマン・ファンロンパイ首相(62)、外相(外交安全保障上級代表)に英国元上院総務のキャサリン・アシュトン欧州委員(53)らが、それぞれ欧州連合(EU)の緊急首脳会議で選出されたとのニュースが流れた。
この麻雀の役のような名前のベルギー首相に決まった背景には、イギリスの主導権を抑えたいドイツやフランスの影響があったようである。このニュースを聞いて、地域統合のパワーバランスにおける「大陸」の強さを感じた。鳩山首相も「東アジア共同体構想」を掲げているが、EUにおけるイギリスと同様に、島国が主導権を握ることに対して大陸の国家は潜在的に不快感をしめすのではないだろうか。
歴史を紐解いてみても、時の日本政府のアジア政策において、日本は島国であるという決定的な視座が欠けてきた。「東アジア~」もEUをじっくりと研究して、経済や政治だけでなく、言葉の壁、歴史認識の壁、宗教対立の壁を乗り越えて、それぞれの地域が独自性を維持しながらも、環境や平和を軸に共存できる道を模索するべきである。その道はEUをじっくりとよりも長く困難であろう。
告知
以下、私の友人が出演するイベントの告知です。
ホームレス問題の授業づくり全国ネット
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Meet The Homeless People!
教材DVD“「ホームレス」と出会う子どもたち”
完成記念上映&トークライブ
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「ホームレス」ってなんだろう? どんな暮らしをしているの? どうして「ホームレス」になるんだろう?
そんな子どもたちの疑問に応え、ホームレス問題を理解するための「教材用DVD」が、ついに完成しました!
路上生活に追いつめられた人々への差別や偏見、子どもたちの襲撃やいじめをなくすため、まずこの映画を通して”「ホームレス」と出会う”ことから始めませんか?
【東京会場】
2009年11月21日(土) 14時~17時
早稲田奉仕園You-Iホール
(東京都新宿区西早稲田2-3-1 電話03-3205-5411)
アクセスについては早稲田奉仕園ホームページをご覧下さい。
トークライブ出演
飯田基晴(『「ホームレス」と出会う子どもたち』プロデュース)
北村年子(ホームレス問題の授業づくり全国ネット共同代表)
鈴木隆弘(清和大学教員)
清野賢司(東京都教員/NPO法人TENOHASI事務局長)
「論理エンジンと小論文」
本日は小論文指導に関する研修で大久保に出かけた。
教育プロデューサー出口汪氏の「論理エンジンと小論文」と題した講演を聴いた。小論文の本質は、他者の視点に立って、物事の道筋を立てて説明する力であり、国語に留まらず学校全体をあげた広範な読解力の育成がベースになるという話であった。
途中、JR山手線の新大久保から中央線の大久保駅まで歩いた。周辺の大きな開発の波に取り残されたかのように、アジア的な猥雑な雰囲気は昔のままであった。
高等学校の学習指導要領
先日研修で、2013年実施予定の高等学校の学習指導要領について少し学んできた。
国語は現行の指導要領から大きな変更点はないが、新しく教科全体の目標に「想像力」を伸ばすという文言が加えられた。
最近の教科書には、羅城門の絵や原爆投下後の写真などのカラーの挿絵や写真などが掲載され、大変見栄えの良いものとなっている。おかげで、小難しい作品でも、その世界が視覚で見えやすくなっている。
しかし、本来の国語の力とは、文字だけの活字情報からフルカラーで動きや音、臭い、味、触感まである想像の世界を頭の中に浮かび上がらせる力である。
特に古典などは原文と暗記した古文単語や文常識を組み合わせることで、頭の中に古典世界の舞台を作る必要がある。そしてその舞台上で、着飾った複数の登場人物が動きを見せないと作品が理解できない。
中教審がどのような意図で「想像力」を入れたのか分からないが、文字から世界を浮かび上がらせる「国語」には「想像力の伸長」が欠かせないとの見解には賛成である。