高橋浩樹『論語・韓非子で学ぶ入試漢文』(学習研究社 2009)を手に取ってみた。
数年前に購入した本である。タイトルに韓非子とあったので、吟味もせずにネットで購入した本である。中身は文学全集や国語便覧からの抜粋ばかりで、全く読む気がしなかった。
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『「最高の授業」を、世界の果てまで届けよう」
税所篤快『「最高の授業」を、世界の果てまで届けよう」(飛鳥新社 2013)を読む。
著者は大学1年生の時にバングラデシュに渡り、田舎の教育格差を埋めるべく、東進ハイスクールの映像授業を参考にDVD教育事業を立ち上げた社会起業家である。現在もフィリピンやネパール、ミャンマーで映像授業を展開する認定NPO法人e-Educationの創業者でもある。
本書の中で、見知らぬ国で教育に関わる手間やビジネスとして軌道に乗せることの難しさが語られている。しかし、そうした困難に直面しつつも、成功・失敗という基準ではなく、やったかやらないか、面白いか面白くないかという自分基準でチャレンジしてみることの意義が語られる。
著者はちょうど私の大学・学部の後輩にあたるが、これからの進路の勇気をもらった気がする。
『絵を描くこころ』
匠秀夫『絵を描くこころ:日本近代の画家たち』(岩波ジュニア新書 1980)をさらっと読む。
東京美術学校の教授を務めた黒田清輝と東京美術学校第1期生として入学した横山大観の2名の名前だけ印象に残った。黒田は1866年生まれで1924年に亡くなっている。享年57歳である。一方横山は、黒田生誕の2年後、1868年に生まれ1958年に亡くなっている。享年89歳である。生まれも育ちも近い環境であるが、生きた年数が人生を大きく左右している。
『「冬のソナタ」から見えてくるもの』
高柳美知子・岩本正光『「冬のソナタ」から見えてくるもの:韓流の韓国を訪ねて』(かもがわ出版 2006)をパラパラと読む。奥付けで確認すると、著者の高柳さんは私の大学の学部・学科の先輩であった。
自費出版のような体裁で、少し読みにくかったが、当時人気だった韓流ドラマ「冬のソナタ」から日韓関係の現状や歴史に繋げていく。
『本気で自転車!』
土肥志穂著『本気で自転車!:はじめ方からイベントデビューまで』(毎日コミュニケーションズ 2008)を読む。
この手のムック本にありがちな構成で、カタログ風の自転車の選び方から、アクセサリーやウェアのおすすめ、気温別のコーディネート、パンク修理や輪行の手順などがまとめられている。著者は名前だけか。
写真付きで分かりやすいのだが、じっくりと読む内容ではない。ざっと目を通して自転車の気軽さと楽しさを感じることができればよいのだ。商品のロゴを見ていると、スポンサーが一目瞭然である。