本日の東京新聞朝刊に、1990年からの30年間で、世界全体で178万平方キロメートルのの森林が失われたとの記事が掲載されていた。特に南米とアフリカでの減少幅が圧倒的に大きく、その原因として農地への転用や木材伐採、山火事などが挙げられている。
特に南米アマゾン川流域の熱帯雨林は、「地球の肺」とも呼ばれ、地球温暖化の主因ともなっている二酸化炭素を吸収する役割を担っている。日本の真裏に近い南米であるが、日本の環境にも大きな影響を与えている。また、アフリカや南米の赤道付近は土壌が痩せており、日本とは異なり一度森林を伐採してしまうと、土壌がむき出しとなってしまい、耕作に適さない土地になってしまう。
いずれにせよ、ここ10年間で年間47,000平方キロメートル、1日に128平方キロメートル、1時間に5平方キロメートルの森林が失われているという現実は直視しなければならない。