日別アーカイブ: 2025年2月19日

『職人を生きる』

鮫島敦『職人を生きる』(岩波ジュニア新書,2008)をパラっと読む。
飴細工や藍染、鞄や鰻など、老舗の職人の技術や経歴、仕事にかける思いなどが紹介されている。
面白そうな内容なのだが、文章のリズムが合わなかった。例えば冒頭の書き出しが以下の件である。

東武伊勢崎線・亀戸線の曳舟駅を降り、水戸街道を越えた先に、なんとも昔懐かしい商店街が続いている。墨田区向島、哀愁を感じさせる狭い商店街を一本わき道にそれると、品をたたえたこぎれいな店舗が目に入る。
暖簾には、「羽子板 鴻月」の文字。店内を覗くと、豪華絢爛、華やかな押絵羽子板が目に飛び込んでくる

ってな調子である。読むのが苦痛になって途中で読むのをやめてしまった。