昨日、『合格に直結する新聞の見方・読み方』(加藤まさを・学研)を読んだ。
つまらない内容だ。小論文の本質が分かっていない。
私にとって小論文とはノンセクト系のアジビラを指すのであって、大衆が読んで納得し、大衆に行動を提起するものこそが小論文なのであって、それ以外は単なる自慰行為である。いくら高尚な思想を披露しようと、大衆へ分かりやすく自ら感じる社会・経済・学校への疑問をストレートに訴え行動を促していくもの以外は、私は認めない。
現在3年生の小論の授業でも主張の無い論には×を付けている。
月別アーカイブ: 2000年7月
『働くということ』
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現在黒井千次『働くということ』(講談社現代新書 1982)を読んでいるが、学生時代の勤労観と就職後の現状のギャップの大きさに黒井氏も驚いたとあった。確かにこのギャップはさまざまな面でストレスを生むものであるが、そこで変に「馴れて」しまうのはいけない。このギャップを真摯に見つめていくことが大切だ。黒井氏も富士重工に15年勤めた後、『時間』という傑作を生み出している。
『ワープロが社会を変える』
「最初のページ」にあった盗聴法案反対のバーナーを外しました。昨日ウインドウズで見ると差別的な表現が含まれていたので。そのバーナーはウインドウズ用にくるくる回るよう作られており、マックでは固定されていたので分からなかった。
田中良太『ワープロが社会を変える』(中公新書 1991)を読んだ。ワープロの発達によって企業内で文書作成の流れがボトムアップから、トップダウンへ変わり、それに伴って企業の経営スタイルも変わったという指摘が面白かった。
昨日久しぶりに神田の古本屋街に行った。代ゼミと駿台の夏季講習のパンフレットを手にしながら、三省堂で参考書を探していたら、周りの受験生の視線が厳しかった。おそらく「こいつは何浪してんだろう」という疑問と同情のあらわれだろう。