『パラサイト 半地下の家族』

何ヶ月かぶりに、春日部イオンシネマで、ポン・ジュノ監督・脚本『パラサイト 半地下の家族』(韓国 2019)を観た。第72回カンヌ国際映画祭パルム・ドールの受賞のほか、第92回アカデミー賞では作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞の最多4部門を受賞した、韓国映画最高評価の作品である。『JSA』のソン・ガンホが主演を務める。

面白い映画だった。格差や社会的分断などの重いテーマを扱うが、テンポの良いドタバタコメディーで最後までスクリーンに釘付けだった。1990年代以降、一気に先進国の仲間入りをするまでに駆け上がってきた韓国の闇が丁寧に表現されている。戦後の日本の陰を描いた江戸川乱歩の小説のような雰囲気のある映画だった。

劇場を出て、華やかなショッピングモールに足を踏み入れた途端、日本社会だけでなく、自分自身も一皮剥けば、陰鬱な過去が広がっているのではという思いに捕われた。

『1917 命をかけた伝令』

春日部イオンへ、サム・メンデス監督、ジョージ・マッケイ主演『1917 命をかけた伝令』(2019 英・米)を観に行った。
ヤフー映画のユーザーレビューで高い評価を得ていたので、急遽開演時間に合わせて、バタバタしながら出かけた。

第1次世界大戦でドイツ軍と対峙するイギリス軍の、丸一日かけて遂行された危険な作戦の一部始終を、2時間のワンカットで構成するという冒険作である。

たまたま「ウルティラ」という大スクリーンと豪華な音響設備を備えた、イオンシネマが誇るスクリーンで観たのだが、話の内容もあいまって、宣伝文句のとおりに映画の舞台に入り込んだような感覚を感じた。

『JOKER』

久しぶりに、春日部イオンまで映画を観に行った。自分のための映画を観るなんて何ヶ月ぶりであろうか。作品は、トッド・フィリップス脚本・監督、ホアキン・フェニックス主演『JOKER』(2019 米)である。
『バットマン』を観たことがなかったので、純粋にオリジナル・ストーリーとして画面に釘付けとなった。

日本でも最近話題になる「無敵の人(家族や仕事、財産など、失うものが何もないので、犯罪を犯して一般の人を巻き込むことにさほど抵抗を感じない人)」による殺害事件をテーマとしており、米国の分断された社会が露わになる。また、貧困や銃、統合失調症など、一筋縄では片付かない問題も呈され、究極の社会派映画ともなっている。

喜劇や妄想といった二面性のある要素に彩られているので、喜劇を通して米国の抱える格差を訴えた内容だとも、全てが主人公の妄想であったとも言える。こういう趣旨の映画だと断言できない。

『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』

真ん中の子と下の子と自転車で出かけ,春日部イオンで,橋本昌和監督『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』(2019 東宝)を観た。
クレヨンしんちゃんの映画は過去何度か観たが,いずれも爆睡で全て通して観たことがなかった。しかし,今回は体調も良かったのか,眠気を感じずに鑑賞できた。最初はテレビ版と画のタッチが違うのが気になったが,インディ・ジョーンズばりの無茶苦茶なアクションと素早い場面転換で,最後まで楽しむことができた。今作もカスカベでの楽しい生活がモチーフとなっており,春日部市民としての矜持すら感じた。