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「ジンバブエ ムガベ大統領 退陣不可避」

本日の東京新聞国際面に、アフリカ南部のジンバブエ情勢の記事が掲載されていた。4日前に発生した軍によるクーデター以後、与党の大半がムガベ氏退陣に合意し、さらに与野党協力して暫定統一政権の樹立の動きがあるなど、国民の多くが歓迎ムードであると伝えている。
しかし、一方で、15日の蜂起の数日前に国軍トップのチウェンガ司令官が北京を訪問し、中国国防省幹部らと会談をしたとのこと。ジンバブエには豊富な地下資源があり、中国は巨額の投資を続けている。かなり古い話だが、南米チリで1973年に、米国の支援を受けたアウグスト・ピノチェト将軍が、社会主義政権のアジェンデ政権打倒のクーデターを起こし、米国流の自由主義経済政策を導入するという事件が起きている。ジンバブエでは国民も歓迎ムードに浸っているとのことだが、その背後にあるアフリカにおける中国軍の暗躍はきな臭い。

ムガベ大統領は現在、世界で最高齢の首脳で、白人政権への抵抗運動を率い、1980年に独立を達成以来、37年間にわたって実験を握り続けてきた。2000年以降、極端な農業改革を実施した結果、農地が荒廃して経済も崩壊。選挙の際に野党を弾圧するなど強権体制を敷き、欧米諸国などから「独裁者」と批判されてきた。

『怪盗グルーのミニオン大脱走』

カイル・バルダ、ピエール・コフィン監督『怪盗グルーのミニオン大脱走(Despicable Me 3)』(2017 米)を観に行った。
前々作を観ていないので、グルーと子ども達の関係などは良く分からなかったが、愛しいキャラクターや変形するカッコいいスポーツカー、悪党との体を張った対決など、子供版『007』のようなワクワクする映画だった。
真ん中の子どもも話が分かっており、満足したようだった。

『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』

少し久しぶりに真ん中と下の子と一緒に、マウンテンバイクで春日部イオンまで出かけた。
頸椎症が再発して2ヶ月ほどになるが、一進一退を繰り返しており、いらだちが募る。
それでも春の陽気の中、歩道脇のちょっとした段差を超えていくのは楽しかった。

イオンシネマ春日部で、高橋敦史監督・脚本『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』(2017 東宝)を観た。
後半1時間ほど寝てしまい、話の流れは分からなかったが、「ピーヒョロロープ」や「トレーサーバッジ」「とりよせバッグ」といった秘密道具は懐かしかった。とりわけ「ここほれワイヤー」というドラえもんの単行本5巻に出てくる道具の話を元にしていた。自分自身が小学校1年生くらいの頃に夢中になって読んだ話を、同じ年齢の子どもと観るというのは不思議な感じがする。制作者側もその点を意図しているのであろうが、なまじドラえもんの話の中でもタイムマシンで自分の父親の子どもの頃に出会う話などもあり、時間の流れを意識してしまう。

『人類遺産』

今日の東京新聞夕刊に広告が掲載されていた。
ニコラウス・ゲイハルター製作・監督・撮影『人類遺産』というドキュメンタリー映画で、明日より渋谷で公開される。「撮影期間4年、世界70箇所以上にも及ぶ”廃墟”にカメラを向けた唯一無二の映像集」というキャッチコピーが唆られる。

『君の名は。』

栃木にあるおやまゆうえんハーヴェストウォークまで、新海誠監督・原作・脚本・絵コンテ・編集・撮影『君の名は。』(東宝 2016)を観に行った。夜8時の回だったのに、半分以上の座席が埋まっていた。
夫婦二人だけで鑑賞したのだが、一体何年ぶりであろうか。上の子が生まれる前は観に行っていたので、10年以上になるであろうか。たまには、夫婦だけで鑑賞後に感想を伝え合うも良いものだ。あわよくば素面で観たかった。

4ヶ月前に観たばかりだったのに、話の結末も分かっているのに、最後は涙がこぼれんばかりであった。1回目は娘と一緒に観に行ったので、泣いている姿を見られると恥ずかしいと何とか堪えたが、今回は素直に画面に集中することができた。
2回目だったので、瀧くんと三葉の入れ替わりがすんなりと理解することができ、また、二人の本物の時の表情と、入れ替わった時の表情が決定的に違うことに気づいた。背景だけでなく、人物の描写も細かい。
もう一度観たいと思う作品であった。