学習・学び」カテゴリーアーカイブ

「授業力向上研修会」

本日は県教委主催の「授業力向上研修会」に出かけた。
埼玉大学の国語科の先生の受験だけでなく広く社会人として必要な「想像読み」の講義であった。「竹取物語」や「伊勢物語」、「奥の細道」などの和歌や俳諧の解釈を通して、当時の文献や他の資料に基づきつつ、これまでの通り一遍な解釈とは異なる視点からの読みについて分かりやすくかつ面白く説明されていた。
どうしても進学校では「韻文を楽しむ」という時間が割かれがちであるが、現代文でも短歌や俳句、詩などを題材にして、自由な読みを試み、さらに相手に伝えるという作業を繰り返すことで論理的展開力が身に付くという内容であった。

今年度初めての教科の研修であったが、たまに学校現場を離れて文学講義を受けるというのは、心身ともにリラックスでき、明日への活力を頂く気がする。
しかし、講義を受けている途中から具合が悪くなり、その後風邪をひいてしまったのは決して「知恵熱」を生じたからではあるまい。

出張で長岡へ

出張で新潟県長岡市に出かけた。
埼玉に比べ少しは気温も低いのかと思いきや、どんよりと暑かった。
現在長岡の花火をテーマにした映画が公開されていると、「ライムスター宇田丸のウィークエンドシャッフル」というラジオ番組の中で紹介されていたことを思い出した。
大林宣彦監督の『この空の花—長岡花火物語』(2011)という作品である。既に上映が終わった映画館が多く、埼玉の東部地区で見るのは難しそうだ。何とかこの夏に観てみたいものだ。

入試問題研究:明治大・青山学院大・立教大篇

駿台教育研究所が主催するセミナー「入試問題研究:明治大・青山学院大・立教大篇」に参加した。講師は駿台で20年のキャリアを誇る下司賢治先生である。
国公立や難関私大対策ではなく、あえてMarchを目指すレベルの生徒を対象とした説明に終始しており、昔懐かしい予備校スタイルの分かりやすい授業であった。
ここしばらく記述対策や本文のしっかりとした読解といった授業セミナーの受講が続いた。しかし、今回は、本文を「手抜き」しながら読むという伝統的なやり方なので、即自分の授業に生かすことができる(笑)。
また、話の中で、センター利用入試を導入している私大担当者の煩わしさなど興味深い話を聞くことができた。