地理」カテゴリーアーカイブ

「中国、ラオスへ高速鉄道」

本日の東京新聞朝刊記事より。
記事にも書かれている通り、中国とラオスを結ぶ鉄道というよりも、中国からタイを抜けて南シナ海へ通じるルートの建設という意味合いが強い。ラオスは約60億ドルもの大金を払うが、それはラオスの建設業界ではなく、中国企業に落ちる仕組みとなっている。

「中国 ワクチン外交加速 アフリカへ10億回分追加」

今日の授業で大体のクラスの発表が終了となった。アフリカを取り上げる班が多いように感じた。とりわけアフリカに蔓延る貧困や格差、差別など、正直これといった方策を提示することができないテーマが続いた。

本日の東京新聞朝刊では、中国のワクチン外交の模様が取り上げられていた。日本の諺にある「ただより安いものはない」という事例を地で行くような話である。「背に腹は代えられない」とも言うが、中国のインフラ投資と一体となった無償のワクチンは、毒饅頭なのか、それとも

「ホンジュラス大統領選 親中野党候補が優勢」

本日の授業で紹介した新聞記事です。
ホンジュラスはグアテマラとエルサルバドルとニカラグアに囲まれた中米の国です。人口は1000万人に満たず、一人当たりのGDPも2,350米ドル(2018年 世界銀行)とかなり低い。バナナとコーヒーの商品作物を輸出するモノカルチャー経済に偏っており、米国への依存度が高い。

このホンジュラスが、米国バイデン大統領が支援する台湾から、台湾は地域の一部であるとする中国へ軸足を移すというのは大きな影響を及ぼすことになるであろう。

授業の中でも触れたが、今後ますます中国の覇権が強くなると、台湾を認めるか否かが各国首脳にとって踏み絵となり、中国の顔色を伺う風潮が強くなることが予想される。さて、日本の総理はどのように判断されるのであろうか。