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『修羅の門:

川原正敏『修羅の門:

地上最強というのは幻である、彼はその幻に挑む挑戦者である。
誰よりもそれが幻であると知っているがゆえに。
おそらくはまた、戦うために歩き続けるのだろう。

『修羅の門:圓明流の奥義編』

川原正敏『修羅の門:圓明流の奥義編』(講談社 2006)から『同:ブラック・ライトニング編』まで、神武館での決闘から異種格闘技戦、そしてアメリカでのボクシング世界ヘヴィー級王座統一トーナメントを制するまで一気に読んだ。
原作は80年代後半から90年代初頭にかけて、『月刊少年マガジン』に連載されたものである。日本の古流武術の陸奥圓明流の達人陸奥九十九が、空手家だけ でなく、プロレスラーやボクサーなど、世界中の猛者を相手に決闘を挑んでいく。一見スマートでクールなキャラクターであるが、梶原一騎原作の『空手バカ一 代』や『ドラゴンボール』『北斗の拳』などの少年格闘漫画の要素がぎゅっと詰まっている。

『修羅の門:神武館の四鬼竜編』

川原正敏『修羅の門:神武館の四鬼竜編』(講談社 2006)を読む。
私が中学生か高校生の頃に流行った漫画で、懐かしく楽しむことができた。
80年代の少年漫画全盛時代を彷彿とさせる表紙のキャッチコピーが、漫画「北斗の拳」にワクワクした30代のおじさんにとっては心地よい。

千年不敗!
歴史の陰で受け継がれてきた幻の武術”陸奥圓明流”
その技を継ぐ者が表舞台へ姿を現す!