サラ・ブライトマンの CDを買った。テレビ朝日のニュースステーションのオープニングのCGの映像のバックに流れていた曲といえば思い出す人もいるであろう。イギリス人なのだが、中東やアジアの雰囲気をもろに醸し出しており、不思議な人である。是非一度聴いてみて欲しい。「世界で一番美しい音楽」という宣伝文句が嘘ではないこ とに気がつくであろう。
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"イマジン"
先日ジョン・レノンの”イマジン”という曲を聞き返すという経験をした。
改めてネットで検索して歌詞を読み返すと様々な訳の仕方があることが分かった。そしてその訳出によって意味合いが大きく変わってしまう。キリスト教の否定やマザコン的発想、仏教的世界観への転換等々あるようだが、この歌は想像すること、そして行動することからしか理想郷社会は実現できないという現実思考型のススメである。共産主義という理想が現実崩れてしまった今だからこそ、理想社会を想像する余裕と、現実へのあくなき行動が求められる。
本日の朝日新聞の夕刊に、心は反戦だが、デモなどの行動には参加しにくいとの読者投稿の紹介の記事が出ていた。近所の人とも話しづらいし、かといって労組や「市民」団体主催のデモや反戦集会にただ参加しても自己満足に終わってしまうだけと言う読者の本音に考えさせられるところがあった。イラクとアメリカの戦争という遠い現実と、仕事や勉強、家事といった近い現実のギャップをいかに埋めることが出来るのか。学生の時は何も考えずに行動できたが、このささいなギャップを一つ一つ丁寧に想像という架け橋でつないでいくことが大事なのだろう。
想像してごらん、天国が無いことを そんなに難しいことじゃあない
地獄なんてない 僕らの上には空があるだけさ
想像してごらん人々がみんな 今日を生きていることを
想像してごらん国が無いことを そうすることは大変なことじゃあない
国のために殺すことも死ぬことも無いんだ 宗教だってないことを
想像してごらん 人々がみんな 平和に生きていることを
想像してごらん 個人財産がないことを
貪欲も飢餓も必要ないことが想像できるかい
人はみんなが兄弟なんだ
想像してごらん みんなが世界を分け合っていることを
僕が夢想家だって言うかもしれない
だけど僕は一人じゃあない いつか君も仲間に加わって
世界が一つになることを 望んでいるんだ
『大吟醸』
元日に中島みゆきのベスト盤CD『大吟醸』を買ってきて今クルマの中で聴いている。
紅白で『地上の星』を聴いて早速買いに行ったのだが、収録アルバムが分からなかったので、とりあえず代表的なベストを買ってしまった。中島みゆきについて私はこれまで、中学生の頃薬師丸ひろ子がカヴァーした『時代』が大変気に入っていて、そのオリジナルを歌っている人という印象しかこれまでなかった。しかし、改めて詞を読んでみると、彼女の繊細な悲しみや怒りの感情がうまく表現されていて一度で気に入ってしまった。”ファイト!”という曲にそうした彼女の心情がよく表れているので紹介したい。
私、本当は目撃したんです 昨日電車の駅、階段で
ころがり落ちた子供と つきとばした女のうす笑い
私、驚いてしまって 助けもせず叫びもしなかった
ただ恐く逃げました 私の敵は 私ですあたし男だったらよかったわ 力ずくで男の思うままに
ならずにすんだかもしれないだけ、あたし男に生まれればよかったわ
そういえばここまで書いて思い出したが、確か学生時代に「みゆきファンクラブ」というサークルに入っている友人がいて、学祭の展示の手伝いをしたことがあった。その時もとうとう聴かずじまいだったが、友人の真剣ぶりが記憶から消えずに残っている。全学連(Z)のシンパという噂(未だに『解放』を定期購読しているというが、本当だろうか…)を聴いていたこともあってか、「ごきぶり」の私が聴く曲ではなかったと当時考えていたのだろうか。(この辺の文脈は分かる人だけで)
「星空のディスタンス」
一昨日アルフィーの古いベスト盤のCDを買った。「星空のディスタンス」を何度も聞き直している。
最近の歌ではなく、中学高校時代の歌を懐かしく聞いてしまうというのは老化の始まりか?
青春歌年鑑BEST30 1990
ツタヤで『青春歌年鑑BEST30 1990』というCDを買ってきた。
高校生当時聞いていた歌ばっかりが並んでいる。JITTERIN’ JINNの「にちようび」とか、高野寛の「虹の都へ」とか、GO-BANG’Sの「あいにきて I.NEED.YOU!」や、光GENJIの歌が非常に懐かしい。ユニコーンの「働く男」や牛若丸三郎太の「勇気のしるし〜リゲインのテーマ〜」が入っている点が、バブル期の時代を象徴していると言わざるをえない。