2001年夏〜信州オフロードツーリングレポート


2001年8月5日の昼過ぎに出発した。とりあえず日光辺りの林道でもと思って出発した。久喜から東北道に乗り、一路北を目指した。宇都宮から日光まではかなりの距離があるので、とりあえず宇都宮で降りた。駅まで食事をして地図を眺めている内にもっと遠くへ行きたくなり、日光よりさらに北にある鬼怒川温泉に行くことにした。県道63号線をまっすぐ進んだ。途中牧場の真ん中を通り抜けてきたが、何とか川治温泉までたどり着いた。出発して6時間が経過していた。着いたのが9時前でしょぼくれた露天風呂に少し浸かった。風呂から出て、また地図を眺めながら行く末を考えた。埼玉に越してきてからバイクで海岸沿いを走ることが少なくなってきたので、新潟を目指した。会津若松まで下を走り、がらがらの磐越自動車道で深夜2時に新潟に着いた。その日はサウナで一泊した。


翌日、新潟駅周辺をぐるっとまわり、日本海を横目に富山を目指した。福井にある中野重治記念館、永平寺あたりでもう一泊と考えながら、原発を巡る住民投票で有名になった柏崎を抜けてきた。途中で糸魚川を越えたところで海沿いを走るのに嫌気がさしてしまった。そこで一路山道に進路を変えた。中学校の時地理の授業で習った通り、糸魚川の左右には切り立った山が連なっている。確かフォッサマグナといっただろうか。


しばらく糸魚川沿いを走る内に公道にあきてしまった。やはりXRは林道でしょう。途中平岩というところから林道へ入っていった。しかしこの林道がくせ者であった。


私も数々の林道にアタックしてきたが、ここの林道はきつかった。左の写真もぱっと見たいしたことないように見えるが、実際はものすごい勾配になっているのだ。


地図上でも工事中になっていたので、おかしいと思っていたが、案の定、道路が崩れたままだ。クルマであったらリタイアであろう。しかし我がXRの機動性でもってすれば……。


この場面も写真で見るとたいしたことないが、途中はかなり深くなっている。

案の定、水没した。ここから引き上げるのは大変だ。ここで約30分ほど時間を費やす。


松本駅近くのサウナで一泊した。疲れをとるために何度もサウナに入っては汗を出した。次の日松本城周辺をぐるぐる廻った揚げ句、那須へ抜けていった。


林道手前にあった温泉にて


那須から関東最大の林道と称される御荷鉾(みかぼ)林道を抜けて、神流湖から春日部へ帰ってきた。左の写真はその林道を抜けたすぐの場面である。人間もバイクも泥だらけになった。パンツの中までぐっしょりだ。