子ども二人をお風呂に入れてララガーデンへ出かけた。
たまたま時間が合った、中村義洋監督・堺雅人主演『ゴールデン・スランバー』(2010 東宝)を観た。
何の予備知識もなしに観たのだが、首相暗殺の疑いで仙台の町を逃げ回る宅配業の独身男性役を演じた堺雅人氏の熱演が光っていた。銃撃シーンや警察の追跡などハチャメチャなのだが、かつての友情をどこまでも信頼する学生時代の仲間や同僚たちの、逃亡する主人公を支える姿がとても生き生きとしていた。スクリーンを観ながら、登場人物たちの救助活動を応援している自分にふと気づく瞬間が何度もあった。
排水溝を逃げ回るシーンなど、ヴィクトル・ユゴーの『レ・ミゼラブル』を彷彿させる。
月別アーカイブ: 2010年2月
『NO.6 #1』『NO.6 #2』
2010/02/07
あさのあつこ『NO.6 #2』(講談社 2004)を読む。
『#1』よりもさらに謎が深まっていった。
2010/02/06
あさのあつこ『NO.6 #1』(講談社 2003)を読む。
いわゆる「ライトノベル」と呼ばれているもので、中学生や高校生を対象とした小説である。しかし、SF映画の始まりのような不思議な物語設定と人間味あふれる登場人物、そして、謎が謎を呼ぶテンポの良い展開で、一気に読み終えてしまった。
『劇画・日本国憲法4:地方自治の闘い』
森哲郎『劇画・日本国憲法4:地方自治の闘い』(リサーチ社 1978)を読む。
作者の森氏は、地方自治法が日本国憲法と同時に施行されたことに着目し、地方自治法を活かし、住民自治が確立することこそが、日本政府が再び軍事国家へと転身するブレーキになると説く。
「地方自治は民主主義の学校である」と言われるが、森氏はこれは首長や地方議会のあり方を説明したものではなく、住民運動や直接請求権の行使などを通して、住民自身が自治と連帯の意識を高め、主権者として成長する過程にあると述べる。
この漫画は全5部作なのだが、生憎第4巻までしか手に入らなかった。残りの第5巻をいつか読んでみたい。
パンフレット研究:自由が丘産能短期大学
1950年に開設され、現在では神奈川県伊勢原市に4年制大学、代官山に大学院まで設置されている、規模の大きい法人である。ビジネスマネジメントコース、秘書コース、観光・国際コース、医療・情報サービスコース、メディアデザインコース、経営情報コースの6つのコースが用意される。62単位の内、36単位が必修科目となっており、専門性を身につけさせようという大学の姿勢がかいま見られる。
大学名にある通り、就職支援のためのマネジメント教育が徹底されている。科目一覧のページを見ると、「文章表現」や「就業とキャリア」「ビジネスマナー」「パソコン表現技術」といった就職セミナーで開催されるような実務講座ばかりが並んでいる。短大にも関わらず、98.8%と抜群の就職内定率を誇る。2年間就職セミナーに参加するという気持ちであれば、「使える」大学となるのであろう。また、おしゃれなタウンマップも掲載されており、自由が丘という地の利を最大限活かしている。