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amlより

Subject: [aml 42247] 第1ラウンドは負けましたが
From: 長内経男
Date: Tue, 21 Dec 2004 16:40:34 +0900
Seq: 42247

長内です。埼玉県議会の傍聴席(定員216席)で満員の傍聴者が見守る中、高橋史朗氏を教育委員に任命する人事案が賛成多数で可決(賛成75人)されました。反対したのは公明党10人、民主4人、共産4人
賛成したのは自民党65人、地方主権の会8人、無所属2人
棄権したのが1人(地方主権の会)本会議終了後、傍聴していた市民が議会棟玄関前にあつまり、自然発生的に「報告集会」のようなものがもたれました。
そこでは、朝からの一連の行動報告が行なわれ、

上田知事側は「文部省の回答」を捏造して議員に配布していたことが明らかに!
http://www.geocities.jp/saitamakyoiku/1220keika.html

それにもかかわらず、人事案件を撤回するか、否決すべきなのにもかかわらず、議事運営の変更さえせずに、質疑・討論を一切やらず、いきなり採決したことに抗議しました。
傍聴者一同の名で、高橋史朗氏の教育委員任命に抗議する声明文が読み上げられました。
http://www.geocities.jp/saitamakyoiku/1220.html

そして、今後もこの間実現した「統一戦線の陣形」を発展させていくこと、そして県教育委員会と高橋史朗たちの動向を監視していくことを確認しました。

第1ラウンドは、単純に埼玉県議会の議席数のバランスで負けましたが、それによって展望がなくなったわけではなく、個人的にはむしろ、この間の行動によってこそ展望がひらけた気がしており、まったく落胆はしていません。

この高橋史朗氏が埼玉県教育委員に任命されるという報道を知ってから(12月7日)、たった2週間足らずでしたが、この問題に取り組んだ全ての人々が単純な力関係に絶望しないで、ギリギリの土壇場までとことん闘いの可能性を追求し得たことで、高橋史朗氏の教育委員任用にかかわる法律上、教育行政上の問題点の指摘と、これを超えるための知事サイドの策動暴露などによって、一瞬でも知事サイドと「議連」の連中に「あわや」と思わせるところまでこれたことの意味は大きいと思っています。

それは、一般的に、課題を並べて指摘する意味であったり、宣伝的な態度表明のレベルのことではなく、掛け値なしに「統一戦線の陣形」が、偶然的・結果的にかもしれませんが、この短期間(約2週間)に育ちつつあることを、今後の闘いのためにも評価したいと思うからです。

いろいろお願いしましたので、報告しなければならないことがまだ残っていますので、「任命阻止ネット」は、HPをしばらく残して置きますが、これでひとまず行動を終えたいと思います。

任命阻止ネットのURL
http://www.geocities.jp/saitamakyoiku/

みなさん、たくさんの支援行動ありがとうございました。

長内経男(市民じゃ〜なる)
TEL 048-834-1232 FAX 048-833-6861
osanai@jca.apc.org

………………………………………………………………………………………………………
参考:報道関係

【埼玉新聞Web版】県議会が人事案同意
http://www.saitama-np.co.jp/news12/21/01p.htm

【東京新聞・Web埼玉版】怒声の中、異例採決
http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20041221/lcl_____stm_____000.shtml

【Web読売新聞・Web埼玉版】県会、淡々と手続き
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news001.htm

【産経新聞・Web埼玉版】
http://www.sankei.co.jp/edit/kenban/saitama/

amlより

———————– Original Message ———————–
From: 林 量俶
To: 林 量俶(大学)
Date: Mon, 13 Dec 2004 01:19:18 +0900
Subject: 埼玉県教育委員任命をめぐる緊急のお願い

—-各位
(BCCにて失礼、重複の場合お許し下さい)ご存じの方も多いかと存じますが、上田清司・埼玉県知事は、12月20日の県議会に高橋史朗氏を県教育委員に任命することを提案する予定であると報じられております。
高橋史朗氏は、「新しい歴史教科書をつくる会」前副会長(この案件のために退いたもよう)であり、検索サーバーで検索すると判りますが、“人間と性”教育研究協議会の性教育やジェンダー・フリー教育を目の敵にしている「統一協会」・「勝共連合」・「思想新聞」・「正論」等の中心的なイデオローグです。
我々は、埼玉県の教育が、東京都における蛮行を全国化していく突破口にされることを、心から憂慮しており、県内の様々な団体・個人が、これを何とか阻止しようと、様々な取り組みを展開しております。〔お願い〕
下記の「呼びかけ」へのご賛同を、是非、お願い申し上げます。
本メールを、多数の方に、お広げ戴ければ幸いです。埼玉大学 林 量俶

 全国の皆さまへ

 既にニュース報道等でご承知の方も多いかと存じますが、去る12月6日、上田清司埼玉県知事が、次期県教育委員として「新しい歴史教科書をつくる会」元副会長の高橋史朗氏を起用する意向を明らかにしました。知事は、この人事案件を今月20日の県議会に提案し同意を取り付ける意向だと報道されています。(詳細は「上田埼玉県知事による高橋史朗氏の教育委員任命を阻止するネットワーク(阻止ネット)」のホームページhttp://www.geocities.jp/saitamakyoiku/をご覧下さい。)

 私たちは、地元埼玉で教育・研究に携わる人間として今回の提案に深く憤りを覚えるとともに、万が一高橋氏が教育委員に就任した場合の県教育行政への影響を心から憂慮するものです。
そこで私たちは、全国の皆さまに以下のアピール文をお送りし、それに賛同して下さる方々を広く求めることにいたしました。
ご賛同いただきましたご回答につきましては、氏名公開可・同不可を区分したうえで、

*上田知事、県議会各議員、に渡す
*新聞社等への記者会見で氏名等を公表する
*「任命阻止ネット」のHPで氏名等を公開する(検討中)

のような形で利用させていただきたいと存じます。

お願いしたいことは、次の2点です。

* このアピールへのご賛同をお願いします。
下記のフォームにてninmeisoshi@spa.nifty.com にお送りください。
* このお願いを皆さまのお仲間に広くご転送ください。

なお、上記のように期限が間近に迫っておりますので、第一次集約日を12月16日(木)午前0時とさせていただきます。その後もご賛同はお受けしたいと存じますが、整理や要請行動等の関係でどこまで集約可能か不明です。
以上、大変お手数ですが、どうぞご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

2004年12月12日

「高橋史朗氏を埼玉県教育委員に起用する人事提案に反対し、撤回を求めます」

賛同者を募る会事務局
三輪隆(埼玉大学教育学部)
林量俶(埼玉大学教育学部)
安藤聡彦(埼玉大学教育学部)

連絡先;ninmeisoshi@spa.nifty.com

——————————————————————————————-

高橋史朗氏を埼玉県教育委員に起用する人事提案に反対し、撤回を求めます

私たちは、今回の知事による高橋史朗氏を埼玉県教育委員に起用する人事提案に対し、以下の2つの理由から反対し、その撤回を求めます。

1)県の教育委員は教科書採択にかかわって大きな権限を有しています。市町村立義務教育諸学校(公立小中学校)については「指導、助言又は援助」をする立場にあり、とくに都道府県立盲聾養護学校・中高一貫の「中等教育学校」については、教育委員自身が採択の決定をすることになります。高橋氏は、『市販本・新しい歴史教科書』(扶桑社)の監修者の一人であり、その作成を中心的に担ってきた人物です。そうした人物が教育委員になって教科書採択やその指導等にかかわることは、「教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきものである」とした教育基本法第10条や、「教育委員会の委員は、自己の従事する業務に直接の利害関係のある事件については、その議事に参与することができない」とした「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の第13条に抵触するものです。

2)高橋氏は、これまで性教育や人権教育等の国際的に意義が認められている教育上の取り組みに対し、しばしば常軌を逸した痛罵を浴びせてきました。また、「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーとして、教科書問題にかかわってきわめてナショナリスティックで排外主義的な視点から中国・韓国をはじめとするアジア諸国を批判し続けてきました。こうした非民主主義的で偏狭な氏の資質は、埼玉県の教育委員としてふさわしいものと言えません。

呼びかけ人(五十音順)

安藤聡彦(埼玉大学助教授)、市橋秀夫(埼玉大学助教授)、大田堯(東京大学名誉教授)、太田政男(大東文化大学教授)、佐藤一子(東京大学大学院教授)、庄司康生(埼玉大学助教授)、高橋哲哉(東京大学大学院教授)、中山福二(埼玉弁護士会弁護士)、林量俶(埼玉大学教授)、藤田昌士(元立教大学教授)、本城昇(埼玉大学教授)、牧柾名(元東京大
学教授)、三輪隆(埼玉大学教授)

<<以下を切り取って、ninmeisoshi@spa.nifty.com までお送りください>>

———————–切り取り線—————————

「高橋史朗氏を埼玉県教育委員に起用する人事提案に反対し、
撤回を求めます」に賛同します

*ご氏名:
(ふりがな;               )
*ご所属など:
*ご氏名・ご所属の公開について(どちらかに○をおつけください)
・公開可  ( )
・公開不可 ( )
———————————————————–ここまで

#ご協力まことにありがとうございました

amlより

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「教育基本法改悪反対」意見広告掲載のための緊急要請
〜全国の小さな流れを結集して、大きなうねりに〜

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」(http://www.kyokiren.net/)と「教育基本法改悪反対・『多彩な意見広告』の会」(http://www.tasai.net/)が共同して教育基本法改悪反対の意見広告の活動を行うことになりました!
その第1回掲載時期は、10月下旬。もう時間がほとんどありませんが、「動くなら今!」と決意いたしました。
以下の募集要項と呼びかけ文をご覧になっていただき、この意見広告運動に参加をしていただけますよう、
心からお願いいたします。

★☆★☆★☆ 意 見 広 告 概 要 ★☆★☆★☆

〈掲載時期〉 2004年10月下旬
〈掲載紙〉 朝日新聞 3分の1ページを予定しています
〈目標金額〉 1000万円
〈振込先〉
三井住友銀行 高幡不動支店 普通 1477174
郵便振替 00190−5−389679
加入者名 全国連絡会意見広告

〈賛同金〉 1口1,000円 できるだけ3口以上
(もちろんそれ以下でも、いくらでも歓迎です)

☆★☆★☆★☆ 呼 び か け ★☆★☆★☆★

 私たち「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」は、さまざまな立場の人が、北海道から沖縄まで、教育基本法改悪阻止の1点で大きく大きくつながっているネットワークです。
昨年12月23日日比谷公会堂での全国集会は、人も熱気も本当に会場から溢れてしまうほどの大成功でしたが、その後も活動を続けてきました。そして、この秋最大の山場として、11月6日に日比谷野外音楽堂での全国集会を予定しています。
このたび私たちは、緊急のことですが、「11月6日までに全国紙に意見広告を打とう!」という重大決定をしました。
教育基本法改悪は、全国のみなさん一人ひとりに関係する重大な問題なのだ、ということを打ち出したいというのがその主旨です。
今回の「改正」は、ある議員が「お国のために命を投げ出す人間をつくる」とまで言ったように、一部のエリートを指導者層として育て、他の多くの人々をお国のための歯車にしようというものであることは明らかです。そして、その先には戦争が待っています。
情勢は緊迫しています。来年の通常国会に上程されれば、今の議員構成からして、「改正」法案が可決・成立する危険性が大と言わざるをえないでしょう。国会への上程を阻止し、改憲をくい止めるためにも、「動くなら今!」なのです。
このような私たちの意を汲まれ、この意見広告運動に参加をしていただけますよう、心からお願いするものです。
なお、この意見広告は、教育基本法改悪反対・「多彩な意見広告」の会と共同し、今後も継続して行っていく予定です。

※ 今回の意見広告には、紙面の都合上賛同していただいた皆さんお名前を載せることができません。
お礼状もその後の連絡も細やかにはできませんが、掲載のあかつきには、掲載紙、掲載日、掲載広告など、全国連絡会のホームーページでご覧になっていただけるようにする予定です。ご了承ください。

教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会
http://www.kyokiren.net/
教育基本法改悪反対・「多彩な意見広告」の会
http://www.tasai.net/

〒113-0033
東京都文京区本郷5-19-6 坪井法律事務所内
TEL 090-3914-7114(意見広告専用)
TEL/FAX 03-3812-5510
メール info@kyokiren.net

amlより

アレゼール日本 第2回シンポジウム
「大学が市民社会のチカラになる」日時:2004年11月3日(祝) 13:30〜17:30
会場:早稲田大学(本部キャンパス) 1号館301教室(正門すぐ右手)
(東西線早稲田駅より徒歩5分、山手線高田馬場駅より早大正門行きバス終点
より徒歩0分)

*参加費、事前のお申し込みは不要です。

講演タイトル
「現場主義の学問と大学の可能性:自主講座運動の経験から」
宇井純(沖縄大学名誉教授、公害論)
「バリアフリーな市民社会を作る:障害学という実践」
長瀬修(東京大学先端科学技術研究センター、障害学)
「市民社会と向き合う研究者のネットワーク」
辻下徹(立命館大学理工学部、Acedemia e-Network Project呼びかけ人)

 近年の大学界を覆う改革の嵐のなかで、これまで「象牙の塔」だった大学を社会に開き、多様な人々の期待に応えていくことが強く要請されています。そのもとで、各大学では「社会貢献」へむけた取り組みへと少なからぬ努力が注がれていますが、その多くは「社会」を産業界と理解し、産学連携を進めことが唯一の解決策であるかのような傾向さえ見受けられます。しかし、大学がその知を開くべき社会とは産業界に限られるものではありません。むしろ、ときに産業界と利益が衝突することもある地域住民、一般の市民へと目を向けるべきであり、多様な市民の生活の向上に結びつく必要があると、私たちは考えています。そのような取り組みのなかでこそ、大学ははじめて、すべての人々にとって本当の意味で「開かれた」存在として生まれ変わることができるのではないでしょうか。今回のシンポジウムでは、大学が市民社会のチカラになるための条件とその可能性を探りたいと思います。

 当日は、1970年代より自主講座運動というかたちで、市民社会と切り結んだ現場主義の学問の道を模索され実践されてきた宇井純氏から、自主講座運動の経験を踏まえた問題提起を行っていただきます。続いて、日本での「障害学」の立ち上げに尽力されてきた長瀬修氏から、多様な成員から構成される市民社会と大学との関わりにおいて新たな道を切り拓きつつある「障害学」という学問的実践のありかたをめぐって、話題提供していただきます。また、Academia e-Network Projectを立ち上げ、全国の研究者の間の新しいネットワークのあり方を模索されている辻下徹氏からは、多様なかたちで市民社会と向き合おうとする研究者たちのあいだで、どのようなかたちの連携が可能なのかをめぐって、議論していただく予定です。

市民社会に開かれた大学のあり方を議論し、新しい大学のあり方を模索する場としたいと思います。本シンポジウムへのみなさまのご参加をお待ちしております。

本シンポジウムについてのお問い合わせ先
アレゼール日本(高等教育と研究の現在を考える会)事務局
E-mail office@areserjp.org / Web Site http://areserjp.org/
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1
早稲田大学政治経済学部岡山茂研究室気付
fax 03-3203-9816 / tel 03-5286-9723

告知

 有事法制が作られ、自衛隊が海外に派兵され、「国の安全」「国際貢献」の名の下、日本は「戦争ができる国」へと着実に歩んでいっています。そして何よりいちばん怖いのが、そのことに無関心な人が多いこと、反対の声をあげる人が少ないことです。
 戦争をとめるには、「戦争はやむをえない」と考えている人たちや沈黙している人たちとも対話をしていく必要があります。大規模な反戦集会や政府への抗議行動はもちろん必要ですが、まず私たちがやらなければならないのは、無数の対話だと考えています。
 私たちは、イラク戦争をきっかけに、毎月1回、春日部の街を歩くことにしました。そして道で出会う人に、「平和について一緒に考えよう」と呼びかけを続けています。商店街の人、親子連れ、学生、露天商…様々な人たちに出会い、対話が生まれます。もちろん、短い時間で私たちの思いが伝わることは少ないし、私たちも相手の思いを理解できているとは言えないでしょう。しかし、こういうことから始めたいと、私たちは考えています。
 毎月、第一日曜日。いっしょにぶらぶらと、春日部の街を歩きませんか?
 ぴーすうぉーく、誰でも参加できます。

ぴーすうぉーくINかすかべ実行委員会 mailto:peace_kasukabe@hotmail.com


リンク
Action111〜戦争を回避せよ、イラク派兵は認めない http://www.action111.net/

1000000人のキャンドルナイト〜でんきを消して、スローな夜を。 http://www.candle-night.org/jp/