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『ドラゴンボール超 ブロリー』

公開初日に、真ん中と下の子と一緒に、鳥山明原作・脚本・キャラクターデザイン『ドラゴンボール超 ブロリー』(東映 2018)を観に行った。
子どもと行った映画で寝なかったのは初めてではないか。昔のエピソードも交えられてオジサン世代も楽しめる内容であった。

『2020』

dTVのランキング”上位”で配信されていた、ニック・ライオン監督『2020』(2017 米)を観た。
物語の冒頭から「B級」臭がぷんぷんしていたのだが、案の定「期待」を裏切らない出来であった。ローランド・エメリッヒ監督の『2012』(2009 米)とマイケル・ベイ監督の『アルマゲドン』(1998 米)を足して100で割ったような作品で、話の設定も展開も映像も言葉にならないほどの低クオリティーである。1970年代の特撮ヒーロードラマと大差なく、米国の一流技術者が開発したという地球規模の大災害をもたらす「ヘルストーム」を、ウルトラマンの科学特捜隊が使っていたような貧相な赤い丸ボタン式の核爆弾起動装置で爆破することで物語は大団円を迎える。辻褄が全く合っておらず、「もう、勝手にやってろ!」と心の中の悪態が口から飛び出そうになった。
それにしても、地殻変動を加速化させるというのに、新期造山帯にあるサン・アンドレアス断層周辺よりも、安定陸塊に位置するパリ盆地で災害が先に発生するというのは、地学的見地からはアウトである。

素晴らしいほどの駄作映画だったので、ついでに「Yahoo!映画」サイトに掲載されていたレビューを引用してみたい。

パリとニューヨークが壊滅状態なのにホワイトハウスも大統領も出てこない
地方の科学者が家族で分析ごっこ
ニューヨークもパリも人が住んでないのか?
地球規模の災害が起きているはずの設定が、所々で火事が起きてるだけ
エッフェル塔がぶっ倒れるのに家族がいる山は小さな地震が起こるだけ
ちょっと町のレスキュー隊が出動したら消せる程度の山火事
全然緊迫感も恐怖感もない
地割れ、噴火がハリボテレベル
こんなのが1時間ぐらいダラダラと続いて観るのがバカバカしくなり、そこで観るのを辞めた・・・
「合衆国沈没」以来のゴミ映画・・・

WOWOWにて録画していたものを鑑賞・・・いやぁWOWOWがたまに放つ
〇〇特集って最早香ばしい作品しか出てこないのか?ってくらい、所謂ダメな
映画を放映してくれるんですが(笑)本作も御多聞にもれず、開いた口がふさ
がらない作品群?の一つ

何だか最終兵器らしい?「ヘルストーム」なる地殻に影響を及ぼす兵器が地球
内部に向けて発動した事から世界規模で発生した地震災害をとある女性科学者
と、その家族が阻止する(というような)御話ですが、いやも~ね・・・

CGは陳腐だわ、災害がとても大事には見えないわ、話の内容は適当だわ、で
肝心のヘルストームが「コア」とかに出てきたような地底潜航艇と、似ても
似つかないメカだわ、どこを取ってもダメダメなんだけど「☆1」かと言われ
ると「ちょっと違う感」もあって最後までは鑑賞出来ました(苦笑)

本当にヒマでヒマでしょうがない時の「ヒマつぶし」なら観ても良いレベルw

『ソウ』

dTVで配信されている、ジェームズ・ワン監督『ソウ(SAW)』(2004 米)を観た。
数多くの続編が制作されているので気になっていた。低予算で作られており、密室劇仕立てとなっている。映像よりもセリフやプロットで勝負しようとする制作者サイドの思いは伝わってくる。

『ボーダーライン』

dTVで配信されている、渡辺武監督、藤田玲主演『ボーダーライン』(2017 AMGエンタテインメント)を観た。
「2012 TOYOTA86(D2仕様)」や「HONDA S2000」、「1973シボレー・コルベット スティングレイ」、「1968フォード マスタング」など往年のスポーツカーが活躍する。セリフもほとんどなく、チンピラ絡みの安易な設定で、1990年代のVシネマのような内容だった。
ビール片手にB級映画というのも良い。

『桜田門外ノ変』

dTVで配信されている映画、佐藤純彌監督、大沢たかお主演『桜田門外ノ変』(2010 東映)を観た。
江戸幕府大老・井伊直弼が暗殺された「桜田門外の変」に関わった17名の水戸の脱藩者と薩摩藩士のその後を描く。井伊直弼襲撃のシーンを始め、史実を丁寧に再現しているのだが、その分盛り上がりに欠け、中盤以降は飽きてしまった。
桜田門外の変というと、日本の体面を潰し日米修好通商条約を結び、更に安政の大獄で反対派を粛清するといった強権を振るう井伊直弼に対し、攘夷の熱を帯びた水戸の若い浪士たちが後先考えずに行動を起こしたものだと思っていた。しかし、計画当初は、井伊直弼襲撃後、薩摩藩より3000名を率いて上洛し、天皇の協力を得て幕府に政治改革を迫るというものだった。また井伊直弼の首を掻っ攫ったのは薩摩藩の有村次左衛門であった。当日の襲撃手順を含め、念入りに計画されたものだったと初めて知った。
最後に桜田門を通る明治天皇の姿と、現在の国会議事堂の景色を重ね合わせることで、桜田門外の変で殉じた水戸藩士たちの思いが、明治時代を越えて現在にも脈々と受け継がれているという原作者のメッセージが込められる。