投稿者「heavysnow」のアーカイブ

『スモークバスター』

大島明監修、中村正和・高橋浩之著『スモークバスター:たばこを吸い始めないために……』(パステル社 1991)を読む。
タバコの害の啓発本なのだが、中学生を対象としており、イラストやクイズが多用されている。後半はゲームブック(読者の選択によって、次に読むページが指示され、ストーリーと結末が変わる)の形式をとっている。

ちょうど中学生の頃に、富士見文庫のドラゴンシリーズのようなゲームブックが流行って、何度も本のページを繰った記憶がある。スマホでいくらでもゲームができる時代なので、過去の遺物となってしまったのであろうか。

『望遠鏡をつくる人びと』

森本雅樹『望遠鏡をつくる人びと』(岩波書店 1972)を読む。
ちょうど東京大学・ 理学系研究科・ 天文学教育研究センターが南米チリのアタカマ砂漠に、世界最高水準の口径6.5m の赤外線望遠鏡を建設し、運用がスタートする時期だったので手に取ってみた。
著者は電波望遠鏡を専門とする学者で、野辺山宇宙電波観測所の建設にも尽力された方である。

現在三鷹にある国立天文台は、当時東京大学附属東京天文台と呼ばれており、東京大学理学部の実験室となっていた。現在でも天文台=東京大学という図式は変わらない。

「ドラゴンボールテーマパーク」

本日の東京新聞夕刊に、ドラゴンボールのテーマパークの構想が発表されたとの記事が掲載されていた。びっくりしたのが、サウジアラビアの首都リヤドから車で40分ぐらいのところに建設されるということである。数年前まで聖地巡礼のイスラム教徒しか受け入れていなかったあのサウジアラビアである。

『すべて僕に任せてください』

今野浩『すべて僕に任せてください:東工大モーレツ天才助教授の悲劇』(新潮社 2009)を読む。
東工大で金融工学の先鞭をつけた白川浩さんを東工大へ引っ張ってきて、一緒に応用数学を活用した。著者は白川氏

白川浩

『海辺でLSD』

川島誠『海辺でLSD』(角川書店 2006)を読む。
1993年に雑誌で発表された短編小説に、時間を置いて連作された小説である。
高校生のちょっと非日常的な出来事を通して、少し成長する話である。正直つまらなかった。